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再び ページ4

あの抗争が終わって、兄たちを待つと決めた私はずっと六本木のあの家で一人暮らしを続ける予定だったのに





まだ15歳だからなんたらかんたら
あの灰谷兄弟の妹だからどうたらこうたら
1人で生活してくのはうんたらかんたら





警察とか役所の人とかが来てよく分からない話を延々とされた





は?六本木は灰谷のシマなのに離れる訳にはいかなくない?
うまいメシ作って待っとけって言われたんですけど?
いやそもそも私家から近い高校受験して受かってたんだけど?





なんて色々文句垂れて反抗していたがそれが通るわけもなく





歓迎どころか出て行ってくれオーラ満載のこの家に住み着き帝丹高校に通うことになってしまったのである





前回お世話になった当時はまだ純真無垢な10歳の女の子だった訳で、歓迎されてはなかったけど今よりもマシな扱いだったと思う





それから兄たちと一緒になって喧嘩してるうちになんか有名になって・・・





まあほぼ毎日喧嘩して返り血浴びて帰ってくるような不良を歓迎してくれる家庭の方が珍しいか





染めた髪の毛とたくさん空いたピアス、高校1年生にしては派手目な化粧のおかげで学校でも浮いてるし
まあ、友達が欲しいわけじゃないからどうだっていいんだけど





昼休みも終わるであろう時間に学校に向かって歩いてるとぐぅ、とお腹が鳴った





そういえば昨日から何も食べてないっけ
めんどくさいから学校はもう行かなくていいか





『・・・あそこでいいや』





目に入った喫茶店の看板に吸い寄せられるようにドアを開けて入った





「いらっしゃいませ」





お好きな席にどうぞ、という店員の声で奥のカウンターに座り、渡されたメニューを眺める





『・・・ハムサンドとアイスティーで』
「かしこまりました」





にこりと人のよさそうな笑顔を浮かべた男性店員が料理をするのを横目に爪をいじっていればコトリと目の前にアイスティーが置かれた





『どうも』
「今日は学校はお休みなんですか?」
『・・・休みじゃないですけど』





そんなこと聞いてどうすんだ、と思いつつ返す





「さてはさぼりですね?」
『まあ・・・』
「勉強は大事ですよ」





そう言って店員はハムサンドを出すと他の客に呼ばれて私の視界から外れた






めんどくさ、と心の中で悪態をついてハムサンドを齧る






『・・・うま』

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おはよ - 更新してくださいぃぃぃぃ (2023年1月19日 20時) (レス) @page23 id: f100e4cf09 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - 題名を見た瞬間にはもう話を見ていた…… (2022年8月15日 8時) (レス) id: 6c9eae5177 (このIDを非表示/違反報告)
秋吉(プロフ) - 東リベ好きにはたまらないコラボですね。始終表情筋緩みっぱなしで読んでました笑 (2022年8月10日 18時) (レス) @page23 id: 9284e42836 (このIDを非表示/違反報告)
七巳流 - 東リベ見た事ないですが、とても楽しみにしてます。 (2022年7月27日 18時) (レス) id: bff6de7ecd (このIDを非表示/違反報告)
toratora10(プロフ) - コナン再会したら主に尋問盗聴発信器と沖矢プラスになりがち (2022年7月17日 10時) (レス) @page23 id: d5d529a22f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りあ | 作成日時:2022年6月22日 15時

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