日々。 (ページ11)

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劇場の裏口から中へ入る。

『あー…今日せっかくのオフやのに…』

河井「いや感謝せぇよお前！」

ﾊﾞｼｯ

『いって！！！！！！』

河井「お前がまたファンに絡まれてたから助けてやったんやで？！」

『いやそれはね、ありがとうございます！！！！

あの…という訳で帰って良いですか』

私は全力で頭を下げ、帰ろうとする。

すると

河井「いやーあかん！

ちょっと付き合え！」

『え』

河井さんはそう言う。

『…わ、わかりました』

あー！！！！

先輩やもんなぁ！！

先輩やから逆らえへんねん！！

オフの日も仕事場…

私は走って行って前を歩く河井さんに追いつく。

『河井さん！今日なんの仕事ですか？！』

河井「あ？ぁあ、バツウケやで？」

『え！！！まじすか！！賢志郎さん！！！！！』

河井「お前ほんっと賢ちゃん好きよな」

『河井さん以外好きです！』

だって河井さん他の人と違って優しくないし、意地悪ばっかりやし。

すると河井さんは

河井「お前このっ」

『きゃー！！！！』

私をしばこうとして追いかけてきた。

走って逃げようとして、曲がり角を曲がると

ﾄﾞﾝｯ

『いったぁあ…

あ、すみません！！！！！！！

って』

？「お、久しぶりやん！」

そこにおったんは

『木崎さん！！！！！』

そう、祇園の木崎さんが。

河井「え？木崎なんでおるん？」

木崎「いや今日バツウケ出るんですよ！」

『下克上？』

木崎「そー！」

河井「もう俺に申し込んでくるなよ！！」

木崎「今回ももちろんゆず兄です！！」

河井「やめぃあほ！！」

そんな2人のやり取りを聞いているうちに

ﾋﾟｺﾝ♪

と、私のスマホが鳴った。

慌てて内容を見ると

リリー : 今から買い物付き合ってくれへん？

…丁度いい！！

私もやっぱり枕欲しいねん！！！

A : 今劇場なんですけど…迎えに来てくれたりしませんか？！()

リリー : 別にえぇで。今から行くわ！

リリーさんにしては優しい答えが返ってきた

まだなにか言い合いをしてる2人に

『すみません！！急用入ったんで帰ります！！収録頑張ってください！』

と頭を下げた。

河井「は、お前大丈夫なんか？さっきあんなことがあったのに！！」

『もちろん。

じゃあ！！また明日！』

なにより

劇場おってもすることないしな()

私は出口へ走っていった。