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「そもそも、俺がジャニーズやって分かった時、Aが俺の事捨てようとするから、話がややこしなったんやで！」
「ハァ？！」
シングルサイズのベッドにムギュムギュになりながら二人で転がり、汗で張り付いたあたしの前髪を弄りながら突然始まった、忠義お得意の責任転嫁。
ーーコイツ、やっぱり頭カチ割ってやろうかな。
「A、言うたやん！
もう縁切る、帰れ！とかって。」
「名前も職業も嘘つかれて、遊ばれてたってわかったのに、これからもよろしく〜なんて言う女がいるわけないでしょ！？」
勢いよく身体を起こした忠義に引っ張られてめくれそうになった布団を押さえながら、睨みあげた。
「遊びて何よ？！
俺はそんなつもりやなくて…」
「本気の女に、偽名？職業詐称？
するわけないでしょ！！
遊び以外のナニモノでもないでしょ？！」
「ちゃうてっ！
やって、まさかほんまに気付いてもらえへんとは思わんかったんよ。
自分で、
アイドルやってますぅ、
なんて、恥ずかしくて言われへんやん！」
ーーまぁ、確かに…気付いてもらえてない一般人に対して、自分は芸能人なんですけどって名乗るのは恥ずかしいのものかも…？
「ーー偽名使う必要は…？」
「それは…酔った勢いと言いますか…」
ーーあぁ、そうだろうね。
「酔った勢いで声かけた女が、俺の事知らないみたいだから、とりあえず偽名使ってやっちゃえ！的なやつね。」
「そういうまとめ方？！
めっちゃ悪意あるやん？！
てか、Aやって、最初は絶対酔った勢いやったやろ？
てか、ラインも無視やったし、そのまま無かったことにするつもりやったやん！」
あ、面倒くさい感じになってきたな…
「今、めんどくせぇって思っとるやろ！？
A、めんどくさがり屋やから、俺の仕事とか知ったら絶対離れてくやろ思ったら…」
ーー言えなかった？
そんな切ない顔されたら、ヘタレな忠義の事だから、本当に言えなかったのかな？なんて簡単に信じちゃうじゃないか。
ずるいなぁ。
でも、うん、正解かもしれない。
最初から、アイドルだと、芸能人だと知っていたら、きっと好きになったりしなかった。
バレる前に、逃げられないくらい惚れさせた忠義の勝ちだわ。
ン？！
でもさっ！
「あの時、トモダチって言い切ったじゃない！」
そうだそうだ！
危うく丸め込まれるところだった。
あたしの恋心を地に落とし、５年間も拗らせたキッカケはアンタの無情なオトモダチ宣言だ！
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まめまめた(プロフ) - ゆうきさん» コメントありがとうございます！クリスマス時期に小話を書きたいなぁなんて実は思ってたのですが、間に合わず(;´д｀)またイベント時期に、続編、チャレンジしてみるかもです！その際は、また遊びに来てください☆ (2017年12月27日 20時) (
レス) id: 955d73cb24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 面白かったです。続編、書いてほしいです。 (2017年12月24日 17時) (レス) id: cd0c82d3f8 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - ぽぽこさん» コメントありがとうございます！素晴らしいなんて、畏れ多い( ；´Д｀)でもとっても嬉しいです。また新作が出来ましたら、是非遊びに来てください！ぽぽこさんの作品も拝見しました！大好きな青さんにキュンです(〃ω〃) (2017年12月6日 12時) (レス) id: 955d73cb24 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽこ(プロフ) - 素晴らしい作者さんに会えたと感激してます。ありがとうございます！ (2017年12月6日 11時) (レス) id: 46ab68036d (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - マッキーさん» コメントありがとうございます！大倉くんの魅力が伝え切らなかったかな？と自信なかったので、面白いと言っていただけたて嬉しいです(≧∀≦)また機会があれば、大倉くん作品がんばります☆ (2017年12月1日 9時) (レス) id: 955d73cb24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめまめた
| 作成日時：2017年11月22日 21時
