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裕は、多分優し過ぎたのだろう。
それは、優柔不断だとか、丸投げだとか、
時にはそんな風に映ってしまう優しさで。
だからこそ、サヤカさんは不安になったのだろう。
「アイツの好きなようにさせてやりたいと思っただけなんに、何でそれがアカンの？」
裕は下手くそだ。
伝える事、読み取る事、与える事、受け取る事。
そのどれもが、どこか不器用なのだ。
「仕事しんどい、てアイツが言うから、じゃあ無理して続けんくてもええんと違う？て言うたら…」
��他人事みたいに言わないで��
��あたしの好きなようにすれば良いって裕はいつも言うけど、どうして一緒に考えてくれないの？��
��どうでもいいと思っているんでしょう？��
サヤカさんの言葉は、決してその全てが彼女の本心だったわけではないと思う。
あたしにも覚えがある。
しんどくて、不安で、疲れてしまって、
どこかに寄り掛かりたくて、
少しでいいから、体重を預けてしまいたいと思う。
そんな時が、あたしにもあったから。
ーーあたしの場合には、そのタイミングで別の女が出て来て完全にトドメを刺されたわけだけど…
サヤカさんには、
受け止めてくれて、寄り添ってくれて、おんぶでも、何ならお姫様抱っこでもしてくれるであろう人がいたのに…
「裕はいつだって優しいけど、どこか本音が見えてこないのよね…」
いつだったかサヤカさんが漏らしたそんな言葉を思い出した。
「ーーそれで…そのままケンカ中、なんですか？」
「ケンカ中、、なんかな…
ーー色々考えたいから、しばらく距離を置きたい、て言われた。
何やねんなぁ…
こんだけ長く付き合ってきて、こっちはプッ、プロポーズまで考えてるんに、何で他人事みたいやとか言われなあかんねん。
オマエの人生も背負う覚悟は出来てるから、オマエの好きにしたらええって言うてるんやんか！
なぁ？！」
ペースを上げてグラスを空にしていった裕は、クダを巻きながら本音を漏らした。
��チャンス��と言えなくもない状況の中で、モヤモヤと燻る気持ちは、どうにもややこしくて。
「サプライズだ、タイミングだ、とか言ってウダウダしてるから、こんなことになるんですよ。
俺はオマエの人生も背負う覚悟は出来てる、って？
ンなもん、言わなきゃ伝わってないに決まってるでしょ？！
何でそんな絶好の機会にプロポーズしないですかっ！」
まず飛び出してきたのは、裕に対する苛立ちだった。
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まめまめた(プロフ) - yuki sさん» yuki sさん☆コメントありがとうございます！きゅんきゅんお届け出来て良かったです( ´ ▽ ` ) (2019年8月1日 10時) (
レス) id: 955d73cb24 (このIDを非表示/違反報告)
yuki s(プロフ) - 可愛かったです！きゅんきゅんしました (2019年7月31日 21時) (レス) id: 420ff5d14c (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - まあこさん» まあこさん☆読んでいただけて良かった〜リクエストにお応えして書くが初めてだったので、こんな感じでいいのかなぁ？と一人でドキドキしておりました(￣▽￣;) 楽しんでもらえたなら幸いデス(´∀｀=) (2019年7月29日 17時) (レス) id: 955d73cb24 (このIDを非表示/違反報告)
まあこ - 以前にリクさせて頂いた者です！書いて下さりありがとうございます！更新が上がってるのを見てもしや！とテンションが上がり、読ませて頂いて胸がドキドキして1人で悶えさせて頂きました！(笑)悶々とする安田くんほんとに最高でした！めちゃくちゃ嬉しいです！ (2019年7月29日 13時) (レス) id: 33083b39c7 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - ブルームーンさん» ブルームーンさん☆いよいよ大阪はじまりますねっ！たーっぷり愛を受け止めてきてください(≧∀≦) ちなみに私は自分史上最高の席で受け取った愛の余韻からまだ抜け出せてません(〃ω〃)笑 (2019年7月27日 7時) (レス) id: 955d73cb24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめまめた
| 作成日時：2019年6月12日 10時
