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「おれ、そーいうんキライやわぁ。」
あからさまにつまらなさそうに、冷たい目で吐き捨てる安田君は、
登場シーンに逆戻りしたかのような感じの悪さだけど、
「まぁ、そこは同感。」
残念ながら女同士でも、あたしは全くサヤカさんの決断には共感出来なかったから。
「そんなん、ただの自己満足やん。」
だよな？
と思ったよ、あたしもね。
思考回路があたしと違いすぎて、残念ながら彼女をフォローする言葉も、裕を慰める言葉も、出てこなかったくらいだ。
「ーーおいっ、何か無いんか？
慰めとか、フォローとか。」
何の言葉もなく、裕の話をただ聞いていたあたしに、彼は少し不満気に言った。
多分、あたしは馬鹿正直に、心底呆れた顔をしてしまっていたのだろう。
「ーー何やねん、その顔…」
情けなく眉を下げる裕の顔に、母性本能がくすぐられないこともなかったが、
「ーーそれ言われて、横山さんは��分かった��って言って別れてきたんですか？」
サヤカさんもサヤカさんだけど、裕の気持ちもあたしには理解不能だった。
「っ、そんなん言われたら、何も言われへんやろ、普通っ」
「いやいや、別れる気がないなら、
��俺は離す気あらへん。もう迷わさへんから。��
って抱きしめてハッピーエンドでしょうよ？！」
何も言われへんて、まさかダンマリ決め込んだんですか？
「あっ、、」
そう呟いてから、ポカンとお口を開いたままの呑気なお顔で何を思っていたのか。
「ーーこっちが聞きたいですよ。
そんな別れ方していいんですか？
サヤカさんだって、別に浮気したわけじゃないんでしょう？
ちょっとその先輩にときめいちゃったっていうだけの話でしょ？
それで何で別れ話？！真面目かっ？！」
くだらなさ過ぎて、��チャンス��とか思う余裕もなく説教を始めたあたしは、多分略奪愛には向いていないのだ。
「しゃーないやんけっ！
プロポーズしたんに、いきなし泣かれて別れ話された俺の身ぃにもなれって！
頭ボーってなっててんもんっ」
小学生の言い合いのようになったところで、
若干涙目になっている裕にキュンとして、
ついでに流石に言い過ぎたかなと反省し、
「言い過ぎました…
でも、本当はこのまま別れるつもりなんてないんでしょう？
だったら、もう一回ちゃんと話し合って、横山さんの気持ちを伝えた方がいいですよ？」
今度はちゃんと冷静に、
意識して穏やかな声を出して、面白くもない正論を伝えた。
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まめまめた(プロフ) - yuki sさん» yuki sさん☆コメントありがとうございます！きゅんきゅんお届け出来て良かったです( ´ ▽ ` ) (2019年8月1日 10時) (
レス) id: 955d73cb24 (このIDを非表示/違反報告)
yuki s(プロフ) - 可愛かったです！きゅんきゅんしました (2019年7月31日 21時) (レス) id: 420ff5d14c (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - まあこさん» まあこさん☆読んでいただけて良かった〜リクエストにお応えして書くが初めてだったので、こんな感じでいいのかなぁ？と一人でドキドキしておりました(￣▽￣;) 楽しんでもらえたなら幸いデス(´∀｀=) (2019年7月29日 17時) (レス) id: 955d73cb24 (このIDを非表示/違反報告)
まあこ - 以前にリクさせて頂いた者です！書いて下さりありがとうございます！更新が上がってるのを見てもしや！とテンションが上がり、読ませて頂いて胸がドキドキして1人で悶えさせて頂きました！(笑)悶々とする安田くんほんとに最高でした！めちゃくちゃ嬉しいです！ (2019年7月29日 13時) (レス) id: 33083b39c7 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - ブルームーンさん» ブルームーンさん☆いよいよ大阪はじまりますねっ！たーっぷり愛を受け止めてきてください(≧∀≦) ちなみに私は自分史上最高の席で受け取った愛の余韻からまだ抜け出せてません(〃ω〃)笑 (2019年7月27日 7時) (レス) id: 955d73cb24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめまめた
| 作成日時：2019年6月12日 10時
