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(ーーって、いきなり何言ってるんだ自分っ！！)
「っ、じゃなくてっ！
安田くんには高校時代から付き合ってる彼女がいるんです！」
とにかく誤解を解かねば！と一番簡単に解決に導く事が出来る情報を伝えれば、
「へぇ、そうなんや。
知らんかったわ、章ちゃんも水臭いなぁ。」
あたしのパニックを他所に、丸山さんは特に驚いたと言う風もなく、相槌を打った。
「あのっ、だから…そう言う事なので…」
これ以上、余計な事を口走る前に早くこの場を立ち去らねば…
と、この話に終止符をつけて失礼しようとしたあたしに、
「うん、ほなそう言う事で、キミの好きな人は誰なん？」
丸山さんはニッコリ笑って問い掛けた。
「ーーえ…？」
何故だか、その笑顔が少し怖いと思った。
「せやから、章ちゃんと付き合ってへん事は分かったけど、さっき高らかと宣言してはった��好きな人��は誰なんかなぁ？て。」
目は三日月だし、可愛いエクボも健在で、それは間違いなくあたしの好きな丸山さんの笑顔なはずなのに、
何故だか己が蛇に睨まれたカエルになった気分だった。
「あの、それは…間違いと言いますか…
聞かなかった事にして下さい…」
「そんなん無理やわ〜
気になってこのまま課長んとこ行ったら、何や粗相してまいそうやなぁ？
あ、章ちゃんは知ってるん？」
アレ…？
何だろう？
丸山さんから放たれる言葉が急に粘着質になったような…
「ーーそれとも、他に彼女のある章ちゃんを健気に想ってはるんかな？」
あたしの顔を覗き込むようにそんな事まで言い出した丸山さんは、
何だかあたしの知っている丸山さんではなくて。
そんな彼に見つめられたあたしの心臓は、
緊張か、恐怖か、トキメキか、
分からないけれど激しく音を立てていた。
「違いますっ、あたしは丸山さんのことがっ、、」
そうして、まともな思考力をなくしたあたしは、ポロリとこのセリフを溢してしまったが、
それを聞いた丸山さんが満足気に微笑んだ意味は、未だに理解出来ていない。
何も理解出来ないまま、
こうしてあたしは何故だか丸山さんの彼女になれた。
ただ、悲しいかな、思ってしまうのだ。
きっとあの日残業していたのが別の誰かであっても、彼は同じように助けてあげたのだろうと。
ーーそして、告白をしたのが別の誰かであっても、
きっと丸山さんは同じように
「ええよ〜」
と言ったのではないだろうか…
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まめまめた(プロフ) - 渡璃凛さん» 渡璃凛さん☆はじめまして！コメントありがとうございます！文才なんて恐れ多いっ( ；´Д｀)誤字脱字だらけののろのろ更新ですが、引き続きよろしくお願いします(^^) (2020年9月9日 13時) (
レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
渡璃凛(プロフ) - 初めまして！更新めっちゃ嬉しいです！その文才本当にリスペクトしております、、！更新頑張ってください！！ (2020年9月5日 14時) (レス) id: d9624783f4 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - ブルームーンさん» ブルームーンさん☆パワーワード笑確かに！笑 (2020年7月13日 12時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - こんにちはm(_ _)m「章ちゃんの相方ちゃん」…なんてパワーワード…呼ばれたい…(ストーリーの主旨と離れててすみません) (2020年7月5日 22時) (レス) id: a475b78d7e (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - あーばるさん» あーばるさん☆コメントありがとうございます！他の作品も読んでいただいているとは、有り難し( ´∀｀)今のところ丸山さん出番少ないですが、ここから出番が増えますので、お楽しみいただけるようがんばります！ (2020年7月5日 19時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめまめた
| 作成日時：2020年1月28日 14時
