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��お付き合いする＝両想い��
とは限らない。
��とりあえず��付き合ってみよっか、的な始まりは割とよくある事で、
そこからお互いをよく知っていく中で芽生えて育つ恋やら愛やらもあれば、
やっぱりあわないね、と芽生えることなく終わっていく関係もある。
ええ、分かっていましたよ？
だから、あの時丸山さんがあたしと付き合おうと言ってくれたのも、
いわゆる��お試し期間��のスタートであって、
あの時点で丸山さんがあたしに特別な感情など微塵も抱いていなかったことは、勿論承知していた。
ええ、承知しておりましたよ？
ーーしかし、それならば、
��お試し期間��の終わりというのは、一体いつになったら訪れるのだろうか…
仕事終わりにいつもの待合わせ場所に現れたあたしを見るやいなや、
「髪色変えたんやね。
Aちゃんによぉ似合うてる。
ーーうん、可愛いわぁ。」
なんて言いながら、あたしの頭を優しく撫でる彼は今日も優しくて甘い。
「よく気づきましたね。
夏だし、ちょっとだけ明るくしてみました。」
それ程大きく色を変えたわけでもないのに目敏く気付いてくれる丸山さんに、
(あたしの事よく見てくれているんだなぁ…)
なんて、喜んだりはしない。
ーーいや、正直嬉しいのは間違いないけれど、
しかし、自惚れてはいけないのだ。
「ウチの課のエリちゃんも髪色明るくしてたなぁ。」
ーーほら、ね。
きっと彼はエリちゃんの頭も、今と同じように優しく撫でたに違いない。
みんなに気さくに声を掛け、
男女問わず、歳の近い同僚達のことは下の名前や自作のあだ名で呼び、
いつでも笑顔を絶やさずに、
ボディータッチもお手のもの。
時には寒いギャグやら滑り芸も交えつつ、誰もが認めるムードメーカー。
丸山さんは、そういう人。
「おはようございますっ」
「おぉ、隣の課の新人ちゃんや。
おはよーさん。てか、ほんまに早いなぁ？」
初めて言葉を交わしたのは、エレベーターの中。
早めの出社を心掛けていた入社当初、まだ他に人気のない会社のエレベーターで乗り合わせたのが丸山さんだった。
緊張しながら挨拶をしたあたしに彼は優しい笑顔を返してくれて、
おまけに、
「早起き、えらいえらい。」
ポンポンと、あたしの頭に優しく触れた。
彼にとってそれは、誰にも等しく行う挨拶みたいなものだと気付いたのは、
恋に落ちた後だった。
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まめまめた(プロフ) - 渡璃凛さん» 渡璃凛さん☆はじめまして！コメントありがとうございます！文才なんて恐れ多いっ( ；´Д｀)誤字脱字だらけののろのろ更新ですが、引き続きよろしくお願いします(^^) (2020年9月9日 13時) (
レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
渡璃凛(プロフ) - 初めまして！更新めっちゃ嬉しいです！その文才本当にリスペクトしております、、！更新頑張ってください！！ (2020年9月5日 14時) (レス) id: d9624783f4 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - ブルームーンさん» ブルームーンさん☆パワーワード笑確かに！笑 (2020年7月13日 12時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - こんにちはm(_ _)m「章ちゃんの相方ちゃん」…なんてパワーワード…呼ばれたい…(ストーリーの主旨と離れててすみません) (2020年7月5日 22時) (レス) id: a475b78d7e (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - あーばるさん» あーばるさん☆コメントありがとうございます！他の作品も読んでいただいているとは、有り難し( ´∀｀)今のところ丸山さん出番少ないですが、ここから出番が増えますので、お楽しみいただけるようがんばります！ (2020年7月5日 19時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめまめた
| 作成日時：2020年1月28日 14時
