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あ、、、
もしかして、これ、アウトなやつ？
結婚式帰りの彼氏にあからさまに結婚したいアピールしてる重たい女、
的な感じに捉えられたパターンですか？？
「っ、裕に似た女の子だったら絶対に美少女になるって言うだけの話で、深い意味はないからねっ」
裕の肩をバシバシと叩きながら笑って言ったのに、
何故かものすごく誤魔化し笑いのように虚しく響くのは、相変わらず固まったままの裕のせいだ。
さっきまでの楽しい時間はどこに行った？
沈黙が痛すぎるんですけど…
〜♪〜♪〜♪
気まずすぎる沈黙を打ち破る救世主の如くタイミングよく流れた、お風呂が沸きました〜の音。
「あ、沸いたよ！」
さあ、お風呂へGO！
珍しく固めた髪を洗ってさっぱりしておいで〜
と、どうにかこの重たい空気を壊そうとしたのに、机から顔を持ち上げた裕は、相変わらず表情を固めたまま、ゆっくりと口を開いた。
「ーー俺は…」
その声の硬さに、更に空気が重たくなったのを感じて、ますます自分の軽率な発言を悔やみつつ、
ちょっとばかし無邪気に妄想をしただけなのに、こんなに凍りつく？！
流石に傷付くんですけどっ！
と裕の態度に腹も立つわけで。
「もうっ、何もそんなに困った感じにならなくてもいいでしょっ」
この空気から逃げるように腰を上げたあたしの体は、
だけど立ち上がることはなく、
あたたかい体温に包まれていた。
「俺はAに似た女の子のがええし…」
あたしを引き寄せて腕の中におさめた裕は、
相変わらず硬い声で、だけどそこに甘み成分含ませて、小さな声でそう言った。
「ーーっ、、」
今度はあたしが固まる番で、
「別に、原田の結婚式見たからその気になったとかとちゃうからな？
もう、随分前から考えててん。」
ポソポソと小さく、だけど消え入ることなく確実に耳元に落とされる言葉が、
上手く頭に入ってこない。
「な、にを…？」
掠れた声で、辛うじて出て来た問い掛けに、
「結婚、しようや？」
裕は少しだけあたしの体を離して、珍しくあたしの目を真っ直ぐに見て、はっきりと言った。
突然過ぎる想定外の展開に驚きしかないけれど、答えなんて決まっていて、
「っ、、うんっ…」
震える声で絞り出した返事をきいて、裕は頬を赤らめて安心したように微笑んだ。
その笑顔に、横子ちゃんの天使の微笑みを思い出してしまったことは、言わないでおこう…
＊ＦＩＮ＊
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まめまめた(プロフ) - 渡璃凛さん» 渡璃凛さん☆はじめまして！コメントありがとうございます！文才なんて恐れ多いっ( ；´Д｀)誤字脱字だらけののろのろ更新ですが、引き続きよろしくお願いします(^^) (2020年9月9日 13時) (
レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
渡璃凛(プロフ) - 初めまして！更新めっちゃ嬉しいです！その文才本当にリスペクトしております、、！更新頑張ってください！！ (2020年9月5日 14時) (レス) id: d9624783f4 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - ブルームーンさん» ブルームーンさん☆パワーワード笑確かに！笑 (2020年7月13日 12時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - こんにちはm(_ _)m「章ちゃんの相方ちゃん」…なんてパワーワード…呼ばれたい…(ストーリーの主旨と離れててすみません) (2020年7月5日 22時) (レス) id: a475b78d7e (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - あーばるさん» あーばるさん☆コメントありがとうございます！他の作品も読んでいただいているとは、有り難し( ´∀｀)今のところ丸山さん出番少ないですが、ここから出番が増えますので、お楽しみいただけるようがんばります！ (2020年7月5日 19時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめまめた
| 作成日時：2020年1月28日 14時
