天使の微笑み（黒） ページ36
※こちらのお話はコトノハ(∞:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/dca6de356120/)
の中の「口紅とストッキング」のおまけ的なものになります。
是非そちらを読んでからお楽しみ下さい。
絶対的な敗北感とはこの事だろう。
うん、なんかもう、清々しい程に惨敗。
「ーー何なのよ、この美少女っぷりは…」
透き通るように白くてシミ一つないお肌に、プックリピンク色の唇。
肩ラインで切り揃えられた清楚な黒髪を耳に掛ける仕草も、一分の隙もなく完璧だ。
とどめを刺すようにはにかんだ笑顔をお見舞いされたこの瞬間、
多分この場にいた全ての人間がハートに矢を射られたはず。
「天使が地上に舞い降りた…」
「ちょっ、もう勘弁してくれって！
何回見直して何回語んねんっ！」
大倉くんから送られてきた披露宴でのPerfume動画をエンドレスで再生しながら呟くあたしに、うんざり顔の裕だけど、
「いや、もう擦り切れるまで観られるよ！」
こちらは生で拝ませてもらえなかったこと、まだ根に持ってますから。
「スマホの動画って擦り切れることあるんか？！」
「ものの例えデショ。
うるさいなぁ、静かにしてよ、もっかい観るんだから。」
「頼むでもう勘弁してくれやぁ…」
顔を真っ赤にして懇願する裕が流石に可哀想になって、渋々スマホの画面を閉じたものの、
ピンク色のヒラヒラ衣装を身に纏い、歌い踊る可憐な美少女��横子ちゃん��が
もう脳裏に焼き付いて離れない。
「いやぁ、ほんと、大倉くんいい仕事してくれたわ。
角度も画質も完璧だし、絶妙なタイミングでアップにしてくれるし…
あのカメラワーク、打ち合わせしたの？」
「ンなもん、するわけあるかっ」
「え、じゃあアレ、大倉くんの采配？！
あの人、映像関係の仕事した方がいいんじゃない？！」
「ーーもう、頼むからこの話題から離れてや…」
疲労困憊の様子の裕は、テーブルに頬をつけて恨めしそうにあたしを見上げるけれど、
こちらはただひたすらに褒めて崇めてるのに、一体何が不満なのか。
「あーもう、裕に似た女の子産んで、お人形さんみたいな格好させたいなぁ…そんなのもう本物の天使じゃん！
あーでも、可愛すぎて、怖くて外に出せないかも…」
ミニチュア横子を脳内で着せ替え人形にしながら独りごちると、
あたしを見上げる裕の表情が、あからさまに固まった。
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まめまめた(プロフ) - 渡璃凛さん» 渡璃凛さん☆はじめまして！コメントありがとうございます！文才なんて恐れ多いっ( ；´Д｀)誤字脱字だらけののろのろ更新ですが、引き続きよろしくお願いします(^^) (2020年9月9日 13時) (
レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
渡璃凛(プロフ) - 初めまして！更新めっちゃ嬉しいです！その文才本当にリスペクトしております、、！更新頑張ってください！！ (2020年9月5日 14時) (レス) id: d9624783f4 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - ブルームーンさん» ブルームーンさん☆パワーワード笑確かに！笑 (2020年7月13日 12時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - こんにちはm(_ _)m「章ちゃんの相方ちゃん」…なんてパワーワード…呼ばれたい…(ストーリーの主旨と離れててすみません) (2020年7月5日 22時) (レス) id: a475b78d7e (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - あーばるさん» あーばるさん☆コメントありがとうございます！他の作品も読んでいただいているとは、有り難し( ´∀｀)今のところ丸山さん出番少ないですが、ここから出番が増えますので、お楽しみいただけるようがんばります！ (2020年7月5日 19時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめまめた
| 作成日時：2020年1月28日 14時
