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(あー、、言っちゃった…)
自分の口から飛び出した言葉を呼び戻したいと思っても、それは無理なお話で。
それならばせめて、
��まぁ、あたしの方が先に新しい彼氏できるかもしれないけどね〜��
なんて上手な強がりも追加しておかなければ…
と口を開きかけたのに、
「そんなわけないやん。
もうAがおらな眠れんのやって。
ったく、何回言うたら分かんねん。」
忠義は呆れたような、そして少し怒ったような声色でそう言った。
ーーハイ？
ナニソレ？？
ちょっと待って。
今の��そんなわけないやん��はどこに掛かっている言葉ですか？
��彼女が出来る��？
それとも
��抱き枕がいらなくなる��の方？
…確実に後者だよね？
思わず足を止めたあたしに気付いて、数歩先で立ち止まり、
「どうしたん？」
と振り返る忠義には、こんな薄暗い道だから、きっとあたしが今どんな表情をしているのかは分からない。
「ーー彼女が出来たら、その子を思う存分抱き締めて眠ればいいでしょう？」
だけど、静かな道に響いたあたしの声は、誤魔化しようもなく刺々しかった。
これ以上は駄目。
適当に流してこの話題は終わらせないと。
そうやって心の中で警告するのはきっと、この関係を壊したくないと願う狡いあたしで。
ちょうどいい。
これ以上、あたしの中のこの感情が育ってしまう前に、元の距離に戻らなければ。
そう言い聞かせようとするのはきっと、忠義との友情を…いや、忠義を失いたくないと願う臆病なあたし。
「眠れないとか言ってないで、そろそろちゃんとしなきゃ駄目だよ。
忠義も、あたしも…」
せめぎ合う二つの感情だけど、やっぱり勝つのは臆病な自分。
だって、知っているから。
女性不信みたいな事を言っていても、忠義は可愛い女の子が大好きだし、
きっとまたすぐに、忠義の近くには彼好みの人が現れて、そして好きになるのだ。
そして優しい忠義は、彼女のことをちゃんと大事にする。
ーーほら、やっぱり…
すぐに、単なる��抱き枕��はお払い箱になって、
単なる��飲み友達��に戻るに決まってるのだ。
「今日は泊まらない。
ううん…もう、忠義の部屋には泊まらないよ。」
真っ直ぐに忠義の方を見て伝えたけれど、
薄暗さに隠れて、やっぱりその表情は読み取れなかった。
だけど、
「ーー全然、意味分からへんのやけど。」
そう呟いた忠義の声は、明らかに怒りを含んだ色をしていた。
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まめまめた(プロフ) - 渡璃凛さん» 渡璃凛さん☆はじめまして！コメントありがとうございます！文才なんて恐れ多いっ( ；´Д｀)誤字脱字だらけののろのろ更新ですが、引き続きよろしくお願いします(^^) (2020年9月9日 13時) (
レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
渡璃凛(プロフ) - 初めまして！更新めっちゃ嬉しいです！その文才本当にリスペクトしております、、！更新頑張ってください！！ (2020年9月5日 14時) (レス) id: d9624783f4 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - ブルームーンさん» ブルームーンさん☆パワーワード笑確かに！笑 (2020年7月13日 12時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
ブルームーン(プロフ) - こんにちはm(_ _)m「章ちゃんの相方ちゃん」…なんてパワーワード…呼ばれたい…(ストーリーの主旨と離れててすみません) (2020年7月5日 22時) (レス) id: a475b78d7e (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - あーばるさん» あーばるさん☆コメントありがとうございます！他の作品も読んでいただいているとは、有り難し( ´∀｀)今のところ丸山さん出番少ないですが、ここから出番が増えますので、お楽しみいただけるようがんばります！ (2020年7月5日 19時) (レス) id: a925dd1186 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめまめた
| 作成日時：2020年1月28日 14時
