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side 安田
その一言で、彼女の酔っ払い具合がわかった。
「もしもし、Aちゃん？
どないしたん？？」
「なんかねー、ミカがね、飲み過ぎだからもう帰れっていうの。
いまから帰るからね、やっぱり会いたいなって思って。」
間延びした話し方の合間に混じる、あくびみたいな息遣い。
トロンとした目を擦りながら一生懸命話しているAちゃんの姿が目に浮かぶわ。
「一人で帰って来られるん？」
「子供じゃないんだから、タクシーくらい捕まえられるよ。」
いやいや、こんな子タクシー待っとったら、タクシー捕まえる前に、どっかの狼さんに捕まって食べられちゃうやろ！
「どこで飲んどるん？」
「……」
「もしもし？
Aちゃん？！」
返事の代わりに聞こえてくるんは、規則正しい息遣い。
あかん！
寝とるやん！
何度も呼びかけるが目覚める気配はなく、途方に暮れとったら、いきなり違う声が聞こえてきた。
「もしもし？
ポチ君ですか？」
聞きなれない女の人の声やったけど、ポチ君て俺のことやんな？
「もしもし？
えっと、たぶんポチですけど…
ーーもしかして、ミカちゃん？」
さっきもミカちゃんの名前言うとったし、Aちゃんが俺の話をしてそうなのなんて、彼女くらいやろう。
「よくわかりましたね？
いつもAがお世話になってます。
で、この子、電話しに行ったきり帰って来ないと思ったら、お店の外の椅子で寝ちゃってて。
お店、◯◯駅なんだけど、迎えに来られます？」
「すぐに向かいます！
後で携帯にお店の場所送っといてください！」
電話を切って、すぐに店の情報が届いた。
ミカちゃん、仕事が早いわ。
一部始終を大倉と一緒に聞いとったマネに、タクシーで帰るか送りはいらんって伝えると、
「何を言ってるんですか！
酔っ払った女の子抱えてタクシーに乗るところなんて撮られたら、完全アウトですよ！」
とNGを出された。
「そんなん分かっとるけど、このまま放っとかれへんやん！」
俺が噛み付くと、
「ーー僕が車回しますから、安田さんは車の中で待ってて下さい。」
今回だけですよ。
と念を押しながらも、協力してくれるマネに感謝しつつ車に乗り込むと、後ろからクマが１匹ついてくる。
「なんで大倉までついてくんねん？！」
「おい！今日は俺と同じ車やろうが！
迎えに行くの付き合ったるから、安心しいや。」
ニヤニヤ顔のクマを車から降ろすわけにも行かず、仕方なく発進した。
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和海(プロフ) - まめまめたさん» わあ読んで頂けていて嬉しいです( ; ; )ありがとうございます！迅速な対応有り難いです！2もドキドキしながら読ませて頂いてます更新頑張って下さい！ (2017年10月1日 18時) (
レス) id: ffd1708021 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - 和海さん» ありがとうございます！あたしも和海さんの作品読ませてもらってます(^^)名前のご指摘、すみません！気付いたところは直しました！ありがとうございます！ (2017年9月26日 22時) (レス) id: 955d73cb24 (このIDを非表示/違反報告)
和海(プロフ) - 初めまして！ワンコのしょーた、可愛いです(*´ｪ`*)ところどころ名前がゆきちゃんになっているのが気になります！胸キュンいっぱいありがとうございます更新楽しみにしてます！！ (2017年9月26日 13時) (レス) id: ffd1708021 (このIDを非表示/違反報告)
まめまめた(プロフ) - まおさん» ありがとうございます！初作品で拙いところだらけですが、完結までがんばります。安田くんの出番、これから増える予定なので、お待ちください☆ (2017年9月17日 12時) (レス) id: 955d73cb24 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - はじめまして。お話 素敵です。安田くんと今後の絡みも 期待してます。(o^^o) (2017年9月12日 21時) (レス) id: ff70e3e254 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめまめた
| 作成日時：2017年9月8日 12時
