精神病棟の子供達…。

#3 頑張った和也 ページ4

お昼

照史「ありがとうございまーす」


お礼を言い、8人分のおぼんを持ちながら(台を押しながら)あの病室へ。


照史「おまたせ〜！！お昼持ってきたよん〜！」


真鳥「ちょうだーい」


一人ずつおぼんを渡す。

……………あれ？ここって和也だよな。


カーテンが閉まっていた。

やっぱダメやったかぁ、なんて思いながらカーテンを開けると空っぽのベッド。


照史「大地！和也どこ行ったかわかる？」


大地「あ、和也なら、トイレやで〜」


照史「そっか、よかった〜！」


大地「でも、15分位経ってんねん。何かあったんかな。」
　

照史「15分！？ちょっとみてくるわ。」

　
大地「おん」





inトイレ

和也「ん"ｯハァハァハァハァ」


照史「和也！？」


和也「ハァハァハァハァｯあ…ハァきとハァ君」


照史「大丈夫やで！」

過呼吸を起こしてしまっている和也。

近くにふくろとかないから、口を俺の手で覆う。


照史「ゆっくり、息してや？」


和也「ん、ハァ…ハァ……」




・・・




照史「落ち着いたな。もう大丈夫やから皆の所戻ろっか？」


和也「嫌や！」


照史「…なんで？」


和也「嫌……や。ｯｸﾞｽｯ」
　
もとから半泣きだった和也はとうとう泣き出してしまった。


照史「皆が嫌なん？それとも、一人でいたいん？」


和也「照史君と、二人がええの。」


照史「んふふ、可愛いなぁ//」


アカン、俺子供に弱いなぁ。




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