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『こんなに家近いのに、
会ったことなかったね。笑』
「ほんまそれ。笑」
2人で朝ご飯を食べながら
そんな話をした。
でも、こんな広い一軒家に
望しか住んでなさそうな感じ。
何か家庭の事情でもあるのかな。
でもまだそんなこと聞けないし、
人のことも言えない。
『じゃあ…いろいろありがとう。
ごめんね、急に押しかけちゃって』
「全然ええよ！楽しかったし」
あれ…なんだろうこの気持ち。
寂しさ、不安、恐怖…
学校に行くのが嫌なのか、
望と離れるのが嫌なのか。
どっちも当てはまってるような気がする。
『じゃあ、また学校で』
「…」
ドアを締めようとしたとき、
「待って…」
望がまたドアを開けた。
「あのさ…
俺と、浮気せえへん？」
『えっ…？』
「流星の代わり…ってのは嫌やけど、
悔しいやんか。やられてるだけじゃ」
まあ、確かに。
同じことやってやりたいし、
痛い思いも苦しい思いも
全部味わってもらいたい。
「せやから俺と浮気して、
流星がまたAのとこに戻ってきたとき
バシッと言ってやんねん」
『望は、いいの…？』
「ええよ、全然。
俺も浮気されたことあるから」
え…望でも浮気されたことあるんだ…
『じゃあ…やる』
「よっしゃ。
せやけど俺たちの関係は
誰にも知られちゃあかん。
そうやないと驚きがないやろ？」
と楽しそうに笑う望。
「やからもう俺んちに住めや。
家も近いし」
『えっ！いいの！？』
「当たり前や！
今日必要な荷物一緒に取りいったる」
『ありがとう！！』
「じゃあ、一旦俺んち帰ってきてな」
『わかった！後でね！』
今日から望と2人暮らしかあ…//
あれ？なんで照れてんの？私。
『まさか…望のこと…』
いやいやそんなわけない。
だってただの浮気相手だもん。
私を助けるために望は
してくれてるんだ。
昨日の「好きだよ」もきっと
本心じゃない。
私を助けるため。
だから好きになったらいけない。
『うっし！』
気合いを入れる。
今日も仮面彼氏との1日が始まるんだ。
でもひとつだけいつもと違うことがある。
今日から望との
〈仮面友達〉
としての生活も始まったー…。
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ゆあ(プロフ) - 異国使者さん» 指摘していただきありがとうございました！ (2015年3月11日 18時) (
レス) id: 2e981151c7 (このIDを非表示/違反報告)
異国使者 - ゆあさん» 質問にお答えせずすみません 青緑さんのおっしゃっている通りです これからは気をつけてくださいね^^ では (2015年3月8日 14時) (レス) id: a79b49509c (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 赤多め虹色ジャス民さん» ありがとうございます！ー頑張ります♪ (2015年3月8日 7時) (レス) id: 2e981151c7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 青緑さん» そうなんですか！わざわざありがとうございます！外しておきます！！ (2015年3月8日 7時) (レス) id: 2e981151c7 (このIDを非表示/違反報告)
赤多め虹色ジャス民 - 更新頑張ってください! (2015年3月8日 0時) (レス) id: a6c2d809a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆあ | 作成日時：2015年3月2日 17時
