ジスくんの犬 (ページ5)

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「じゃあうちの猫の写真見ますか … ？！昨日の寝顔が可愛くて、」

「 … うるさい」

「 … うぅ〜」

犬になって早数ヶ月、ジスくんの機嫌が悪い時は何度かあったけどここまでなのはかなり久しぶりな気がする。確かにここ最近はお昼休みもまともに過ごせていなかったし、相当ストレスが溜まっているんだとおもう。

はて、どうしたものか … うーんと頭を悩ませていると準備室のドアががらりと開いた

sc「ジス？忙しいって聞いたから来たけど … お、お前相当キてるな … 」

俺も生徒会忙しいから様子見に来ただけなんだけど、とスンチョルくんは苦笑して私にも「お、わんこもお手伝いしてんの？偉いじゃん」とケラケラ笑いながら声をかけてくれた。

「あー … まあね、キツいっちゃキツいかも」

… うそつけ、本気でしんどいくせに

というのはスンチョルくんにも伝わっていたようで、少し呆れた表情をしていた。

sc「ごめん、俺も手伝ってやりたいけどそろそろ戻らないと」

「大丈夫だよ引き受けたからには最後までやらないとだからね。」

そうか？とまだ心配そうな表情を残したままのスンチョルくんはあ、と思い出したような素振りを見せると私の方まで歩いてきた。

sc「ジスのこと頼んだぞ。こういう時ご主人様を癒すのもわんこの仕事だろ？」

「っ、！」

じゃ、頑張ってなーとスンチョルくんは手を振り部屋から出ていった。

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