ジスくんの犬 (ページ3)

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jh「ほらポチ〜こっちにお菓子もあるよ」

「えっ、た、食べていいんですか ... ！！」

ジョンハンくんは、私のことをよくポチと呼ぶ。ジョンハンくん曰くどうやら私は [ ポチ顔 ] らしい

…… かなり失礼だと思うんだけど、こうやってお菓子をくれたりするので正直あまり気にしていない。

遠慮なく頂こうとジスくんに教わった通りジョンハンくん方を向いてお菓子を待機していると、私の後ろから不機嫌そうな声がそれを遮る。

「ちょっと、何勝手に餌付けてるわけ？」

jh「俺は甘やかしては育てる派なんだって。はいあーん」

「！あ〜 … 、」

「ジョンハナ、そういうのはご主人様の許可とってからにして」

まあ一生許可しないけどね、と笑った私のご主人様は私を自分の方へ引き寄せる。

… くそう、もう少しでお菓子が貰えたのに

そうこうしていれば、昼休みが終わるチャイムが鳴り響く。

sc「おーい、そろそろ戻んぞー」

jh「次生物だっけ？あーサボりたい」

sc「 … お前はそろそろ単位危ないんだからな」

ぞろぞろと出口へ向かっていく2人を横目に、ジスくんの目はわたしをしっかり捉える。

そして、

「こら、ご主人様以外に尻尾振っちゃ駄目でしょ？」

「 … っ、分かってますよぅ … 」

私の犬生活はまだ終われないらしい。

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