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パチッと目を開けた佐久間。
手はすぐにお腹に。
佐「っ、、、いたい、、いたい、」
腹痛出てきちゃったか。
神様はこの子から平和なお昼寝すら奪うのか。
阿「ん？お腹痛いの？」
佐「いたい、、」
せっかく止んだ涙が再び目に浮かぶ。
阿「痛いね、トイレ行く？」
お腹を擦って聞くとまだ行かないとのこと。
佐「いたいっ、、いたいっ、、、、」
佐久間の絞り出したような、
今にも消えて無くなっちゃいそうな声。
阿「大丈夫だよ。すぐに収まるからね。
もうちょっとだよ、、、」
薬はもう入ってる。
あとは効くのを待つだけ。
佐「っトイレ行く。」
ムクッと起き上がろうとした佐久間。
地面に足を下ろしベッドから立ち上がろうとするけど、
立ち上がらない、、、
それどころかベッドからへにゃって崩れ落ちそう。
、、立つ元気ももうないか。
佐「んっ、、んっ、、、、」
涙がポロッと頬を流れる。
阿「大丈夫、先生と一緒に行こっか。」
スッと佐久間を抱き上げてトイレへ連れていく。
その間も俺の肩に顔を埋めてしくしく泣いてる。
そうだよね、
立てないなんてショックだったよね。
佐久間はまだ立てると思ったんだよね。
、、、でもそろそろしょうがないかな。
栄養も取れないから
今のところ回復の見込みもないし。
阿「佐久間？車椅子持ってきたよ。
しばらくこれ使おっか。」
トイレが終わって
ガチャっとトイレのドアを開けた佐久間のもとへ
車椅子を持って行くと
一瞬唇を噛み締めたのが見えた。
足元はなんとか手すりを持って立っているけど
おぼつかない。
阿「ほら座りな、転んだら痛いからね。」
俺が手を差し出すとギュッと抱きついてきた佐久間。
阿「おお、、、だいじょうぶ、だいじょうぶ、」
俺はとにかく落ち着いてそう言った。
するとコトンと腰を落とす。
するとじっと正面を見つめはじめた佐久間。
ちょっぴり悲しそうな横顔。
ただ、真っ直ぐ前を向けていた。
俺は車椅子を押してベッドまで運ぶ。
阿「よいしょっ、、、佐久間ごろんしてな。」
佐「、、、あ、がと、、、」
ありがとうね。
何で気持ちの切り替えがついたのかは分からないけど、
素直にありがとって。
、、大丈夫だよ。ちゃんと治すからね。
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ゆり - リクエスト失礼します。ふっかが中発作を起こした後、不整脈が頻繁に出てしまっていることを先生たちに隠していて、結局体調が悪化していきまた発作を起こしてしまって阿部ちゃんに隠していたことがバレて怒られる話をお願いしたいです。 (2021年5月3日 23時) (
レス) id: 51e21e4969 (このIDを非表示/違反報告)
みる - 出来たら、めめかふっかが痙攣に気づいて先生を呼ぶ展開でお願いします。これからも更新楽しみにしてます！出来たらで構わないのでお願いします。 (2021年4月25日 0時) (レス) id: 83caed7b4b (このIDを非表示/違反報告)
みる - お話楽しみにさせて頂いています。リクエストで翔太君が急な高熱のせいで痙攣を起こして、中々治まらずに意識不明になるお話をリクエストしたいです。 (2021年4月25日 0時) (レス) id: 83caed7b4b (このIDを非表示/違反報告)
Mr.S(プロフ) - 止めたりする話が見たいです!語彙力なくてすみません､､､。よろしくお願いします！ (2021年4月24日 21時) (レス) id: 8f1d8902a3 (このIDを非表示/違反報告)
Mr.S(プロフ) - 全員がものすごく治療拒否をして、不機嫌になり、鼻に入っていたチューブを引き抜いたり、点滴を無理やり引き抜いたり､､､などなど、先生から激怒されるレベルのことをし、もう一度チューブ入れたりしようとするも、病室の鍵を中からしめたり、先生の手を掴んで (2021年4月24日 21時) (レス) id: 8f1d8902a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(名前)
| 作成日時：2021年3月25日 6時
