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宮舘side
救急車のサイレンが鳴り響く。
救命から応援に呼ばれたんだ、
近くで事故があったらしい。
ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯｸﾞｽｯｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯうぅｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯ、、、
でも目の前で咳をしながら泣いているのは小さな男の子。
救命の人は事故でいっぱいいっぱいみたいだし、事故とは全く関係ないこの子診ようかな。
カルテには渡辺翔太君だと。
舘「翔太君？分かるかなぁ？分かったらお手手ギュー出来る？」
キュッと握り返した手。
舘「おっじゃあ翔太君もしもしさせてね〜」
音はすごく悪い。
即刻入院レベル。
とりあえず点滴と吸入かな。
舘「翔太君？
コンコン苦しいからちっくんでお薬いれるね〜」
細くて白い腕に消毒をする。
舘「翔太君？ちっくんするからちょっとじっとしててね〜」
そして針を刺す。
翔「うあｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯんっｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯうぅ、、、」
痛みで聞こえてくるはずの断末魔は咳で遮られた。
これは苦しいな。
舘「翔太君？まだ苦しいね〜
もくもくしよっか〜痛くないよ〜」
パニックになって痛くないはずの吸入近づけても顔を逸らす。
けどここは大人対子供。
ぶんぶん逸らす顔にあわせて動かすだけ。
しばらく吸入してじっとしてると、
だんだんと咳はおさまってうとうとしてる。
舘「翔太君？ねんねしてもいいよ〜」
するとスッと瞼を閉じた。
このまま病棟へ運んで数日入院かな。
こんな感じで最初はただの風邪だと思ったんだ。
最初はね。
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ゆみ - いつも読んでます！受験頑張ってください。応援してます！ (2021年1月1日 22時) (
レス) id: beb1229705 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - リクエスト書いてくださってありがとうございました！素敵なお話でした！！身体に気を付けて、受験頑張って下さい！！！ (2021年1月1日 13時) (レス) id: f1f0b3aead (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(名前)
| 作成日時：2021年1月1日 7時
