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阿部side
その時は急に訪れた。
部屋でお絵かきしてるさっくんと無理やり参加させられた俺。
阿「おっさっくんお絵かき上手だね。」
佐「うん、さっくんお絵かき大好きっ」
佐「、、ね〜せんせっ、さっくんはやくお家かえりたいな。
いつママ来るの？」
ご機嫌そうに動かしていた手をふと止めて俺を見つめる。
ついに言われてしまった。
冷たいものが背中に走る。
背中に急に保冷剤を入れられたような感覚。
冷たくて気持ち悪くてちょっぴり痛い。
阿「、、、、あのね、、
前お背中にちっくんしたの覚えてるでしょ？
その時ね、さっくんのお体にね今バイ菌さんがいっぱいいるってわかったの。
だからね、、
、、だからね、、さっくんはしばらく先生と頑張って欲しいなって、、、、」
スッとさっくんから笑顔が消えた。
俺を見つめる瞳。
今にも泣き出しそうなさっくんを見て
俺も視界がぼやけていくのが分かる。
佐「さっくんげんきぃ、、ｸﾞｽｯ、」
泣き出した。
元気だから帰りたい。
そういうことだろうか。
阿「、、、そうだねさっくん今は元気だね。
でもね、、このままお家帰ったらまたしんどくなっちゃうんだ。」
佐「ちがうのぉっっ！ｸﾞｽｯ」
阿「今元気でもね、バイ菌さんがイジワルしてしんどくてまた病院になっちゃうからさ、、」
佐「んんっちがうのぉっっ！ｸﾞｽｯ」
俺がどれだけ理由を並べて一緒に頑張ろうと言ってもちがうとしか言わないさっくん。
大人はなんとか取り繕って受け入れた。
子供は、、、、どうしたらいいのだろう。
阿「ん？なにが違うの？さっくん？」
興奮してきたさっくんを抱き上げて背中を擦って落ち着いて聞く。
俺も平気なふりをしていたけど、声は震えていた。
抱っこされたさっくんに見えないからって頬に一筋涙が流れた。
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ゆみ - いつも読んでます！受験頑張ってください。応援してます！ (2021年1月1日 22時) (
レス) id: beb1229705 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - リクエスト書いてくださってありがとうございました！素敵なお話でした！！身体に気を付けて、受験頑張って下さい！！！ (2021年1月1日 13時) (レス) id: f1f0b3aead (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(名前)
| 作成日時：2021年1月1日 7時
