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阿部side
そんな願いとは裏腹に現実は上手くいかなかった。
俺は結果が書かれたパソコンの前に立ち尽すことになった。
やっぱり家に帰せるような数値じゃない。
帰れないどころか、精密検査が必要。
検査内容は骨髄穿刺。
時に大人でも音をあげる。
宮「阿部？大丈夫？」
あまりに立ち尽くしていたからだろうか、
舘さんが俺に声をかけてくれた。
阿「あ、うん、、」
宮「ああ、これ最近来たあの子の？」
舘さんがカルテを覗き込む。
宮「、、、ああ、良くないね。」
舘さんの一言で胸が締め付けれる。
やっぱ良くないんだって。
阿「、、採血でもね、嫌がる子なの。」
宮「、、、阿部？
、、、俺は今阿部がやるべきなのは、
その子といっしょに泣くことじゃないと思う。
、、、その子が、、本当にどん底に突き落とされた日に
、、一緒に泣いてあげて。」
俺の弱い心を鷲掴みされた気がした。
阿「、、ごめん。」
宮「検査、俺も手伝うよ。」
阿「ありがと。明日、お願いします。」
まだ結果は決まった訳じゃない。
いや、結果が決まったって関係ない。
あの子と、あの子の病気としっかり向き合うことに決めたんだ。
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ゆみ - いつも読んでます！受験頑張ってください。応援してます！ (2021年1月1日 22時) (
レス) id: beb1229705 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - リクエスト書いてくださってありがとうございました！素敵なお話でした！！身体に気を付けて、受験頑張って下さい！！！ (2021年1月1日 13時) (レス) id: f1f0b3aead (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：(名前)
| 作成日時：2021年1月1日 7時
