番外編 ページ10
C.yuri
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地面近くは陽炎が揺らめいて、
木々に捕まる蝉がひっきりなしに鳴いている
.. なんで僕の方から行かなきゃなんないの。
『 涼介、早くあけてよ。 』
少し古い扉の前でそう声を上げたら
ドタバタ、足音が聞こえて
「 もう来たの、ちいちゃん 」
そう言う涼介は何故か汗だくで
汗がタンクトップの中に伝う様は妖艶
おじゃまします、って声を掛けてから
何やら焦った様子の涼介を押し退けて家に入る。
.. ねえ、今8月だよ。なんで扇風機だけなの。
いつもはエアコン付けてるじゃん。
『 ん、..暑い。 』
「 アイス食べる? 」
『 食べる、』
涼介は、いつも僕を甘やかす。
だって今もアイスのフィルムを取ってる。
僕が食べる、アイスのフィルムを。
暑い部屋で、ミルク味のアイスねえ。
まあ恋人なんだし そういうこともしたいよね。
.. 仕方ないから、今日だけ騙されてあげる。
「 はい、あーん 」
『 あ、..む、 』
普段は悪態ついてるくせに 、
素直に涼介に甘えてしまう僕って一体..。
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飴玉(プロフ) - 菜子さん» コメントありがとうございます!!読んでいただき有難うございます〜!!そう言って頂けると本当に嬉しいです(;_;) (2019年1月8日 6時) (レス) id: 64b07fc015 (このIDを非表示/違反報告)
菜子(プロフ) - やまちねのこういう関係好きです。。読んでいる側が心温まる作品ですね♪ (2019年1月6日 20時) (レス) id: f717513e5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飴玉 | 作成日時:2019年1月5日 18時