O'vampire ページ10
Yb side
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ヒカルは吸血鬼の末裔だ。
一括りに末裔と言っても、人間と結ばれる者もいた。
故に、吸血鬼の血は確実に薄くなっているし、
血を欲してしまうのは数年に一度。
太陽もニンニクも十字架も、恐れるものなどない。
殆ど人と同じなのだ。
ヒカルは、街まで買い物に出掛けた時
その数年に一度の発作が起きてしまい
瞳の色が変わったのを、人間に見られたそうだ
それから、ヒカルは屋敷に籠るようになった。
ヒカルが閉じ籠るようになって、随分経つ。
確か120年くらい前だったかな。
ヒカルには両親が居ない。
この屋敷で、同族の子と身を寄せて暮らしていた。
.. なんでそんな昔の事が分かるのか、って、
そんなこと、言わなくても分かるだろう？
“ 俺も、 ヒカルの仲間だからだよ ”
幼い頃の記憶を頼りに探した彼の屋敷は
幸いまだ存在していて ヒカルも生きていた
.. 丸一日かかるなんて 何処かで道を間違えたかな。
確か、最後に血を呑んだのは3年ほど前だ。
これも光に報告しておかなければいけない。
そんなことを考えながら身体を洗っていると、浴槽のある方から侑李さまの鼻歌が聞こえてきた。不思議な事に、今日は随分とご機嫌なようだ。
シャワーを手に取り、何気なく鏡に視線をやると、瞳が黄緑に染まっていた。瞬間、目を伏せて衝動が収まるのを待った
身体が血を欲している。
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飴玉(プロフ) - dieさん» 気付かなかったです、、指摘ありがとうございます。 (2019年5月29日 2時) (
レス) id: 64b07fc015 (このIDを非表示/違反報告)
die - サブのスペルはsubです。sudじゃありませんよ (2019年5月23日 8時) (携帯から) (レス) id: db94f04552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴玉 | 作成日時：2018年11月19日 13時
