時のない森

_ ページ36

YB side .


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‘ guest room ⑵ ’ と書かれた札が掛かる部屋。



『 なあんで俺がこんなこと〜、、』



文句を言いながらも手伝ってくれるヒカルと
先ずはゲストルームのベッドをひとつ運び出して、大貴のベッドを運び入れる。そして元からあったベッドの隣に少し感覚を開けて配置して。

この元からある淡いクリーム色のベッドは
今日俺のベッドを塗り直すついでに塗ったもの


ヒカルんちは、ゲストルームが3つもある。そのうちの2室はベッドが2台、後の1室には3台配置されていて、そのうちのベッドが2つある部屋を今夜から俺が拝借するってわけ。


それでも足りなかった時用に布団も幾つかあるらしいが、今となっちゃあるだけ無駄なんだと聞いた。ひかるの部屋、大貴の部屋それぞれにもベッドが1つずつあるんだから無理もないだろう。
でも念の為、とゲストルームのベッド計5台全てを塗り直して、シーツ等も洗った。



.. 本当は大貴と侑李さまは別な部屋で寝かせたい。

けど、いくら王子じゃなくなったとはいえ侑李様を1人で寝かせるなんてできないし、大貴も、身体が痛いなんて理由で侑李様を守れないようなら侑李様の傍に居させられない。




明日は別の部屋に俺とヒカルの寝室を作ろう
理由？理由は..単に俺がヒカルと眠りたいから。

そんなことを考えながら 2つのベッドの間に、引き出しのあるブラウンのサイドテーブル。その上にアンティーク調なランプを置いてみる。


.. うん なかなか良い感じ、
他の内装は2人に任せようかな。


大貴と侑李様を部屋に呼んで、今日から此処が二人の寝室だよ、と告げると子供のように喜ぶ二人。


「 その、..ふしだらなことしたら、即別室だぞ 」


そう付け加えたら ヒカルに頭を引っぱたかれる
大貴と侑李様も そんな事するわけない、って笑う



念の為言っておかないと.. な ？



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