Father ? ページ33
Yuri side
.
大貴の髪を弄ぶように頭を撫でる
安心しきった顔で眠る大貴を見ていると、
あったかい気持ちで胸がいっぱいになって、
なんだか僕まで眠くなってきて。
一緒に寝ちゃおうかな、なんて考えていると
「 ..犬野郎、なに侑李様の膝で寝てんだ 」
いつの間に部屋へ戻ってきていたのか、真後ろから 少し怒りを含んだこうたの声。
大貴が起きちゃう！ なんて慌てた僕は｢違うの、昨日雷で眠れなかったみたいで｣って言い訳。
「 それで、ブラッシングしてあげたら寝ちゃった 」
そう言った途端 こうたが、驚いたように僕を見る
「 .. ちゃんと教えてもらったのか、 」
ぽつり、と呟いた声は微かにしか聞こえなくて
.
「 犬種、なんでした？俺まだ犬の姿見てない 」
不器用ながらも友達のように、砕けた口調で僕に話してくれるこうた。少し早口になってしまっているところが可愛い。
なんだか嬉しくなって口許が緩む
「 豆柴でね、トーストしたパンみたいな茶色の毛だった 」
「 .. 豆柴、 」
此奴にお似合いだな、 宏太はそう言い残し
お茶を2杯持って、光くんがいる庭へ向かう。
扉の閉まる音とほぼ同時 んー、と声を漏らしながら寝づらそうに僕の膝に顔を擦りつける大貴
「 ..よしよし、ちゃんと此処にいるからね」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
飴玉(プロフ) - dieさん» 気付かなかったです、、指摘ありがとうございます。 (2019年5月29日 2時) (
レス) id: 64b07fc015 (このIDを非表示/違反報告)
die - サブのスペルはsubです。sudじゃありませんよ (2019年5月23日 8時) (携帯から) (レス) id: db94f04552 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：飴玉 | 作成日時：2018年11月19日 13時
