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Hk side
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それから数日、街に出ると暴言やゴミを投げ付けられるように
ヤブはもう城に行ったあとで、
屋敷にいた他の末裔達も同時に働きに出た
.. 俺の味方は、一人もいなかった。
数十年経って 俺を末裔だと知る者はみな永眠した
食料も、新しい服も買う事ができた。
買い物ができたのなんて幾年振りだ。あれからというもの、街に出掛けても物を売ってもらえなかったから。
久しぶりに街に出掛けた帰り
なんとなく、二人の秘密基地に寄り道してみた
大きな穴には、とっても可愛い先客がいて。
けれど、待てども親らしき犬は現れない
次の日も顔を出してみたけど、やっぱり親犬は居ない
そして、子犬を連れて帰り、 ‘大貴’ と名付けた。
大貴には昔の友人、としてヤブの話を聞かせていた
もう、ヤブには会えないと思っていたから。
.. まさか、またヤブと話せる日が来るなんて
「 、..ひか! 」
『 ..ん? 』
「 ..瞳、色変わってる ゆうり達が戻る前に、 」
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「 やぶ、って、ひかの仲間でしょ 」
『 そうだよ。よく分かったね? 』
「 同じ匂いした、から 」
いい子だ、と頭を撫でて褒めてやると尻尾と耳がぴょこんと飛び出すのが堪らなく可愛い
『 大貴、耳出てる 』
含羞みながら指摘すると 慌てふためいて獣耳を抑え、目をぎゅっと瞑るとみるみるうちに尻尾が消え、獣耳も消える。
広間に戻り、二人きりだと少し寂しくなるくらいの大きさのテーブルに、今日は四人分の食器を。少し賑やかになるのを想像して笑みが零れてしまいそうになる。
そろそろ戻ってくる頃だろうと食事を並べているとヤブたちの足音が微かに聞こえたらしい大貴が不安そうにこう言った。
「侑李っておうじさまなんでしょ?これ食べたことあるの?食べれるの?」
..まあ、大丈夫だろう。今すぐ出せる物はこれくらいしかないのだから仕方がない。
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飴玉(プロフ) - dieさん» 気付かなかったです、、指摘ありがとうございます。 (2019年5月29日 2時) (レス) id: 64b07fc015 (このIDを非表示/違反報告)
die - サブのスペルはsubです。sudじゃありませんよ (2019年5月23日 8時) (携帯から) (レス) id: db94f04552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飴玉 | 作成日時:2018年11月19日 13時