永遠の愛を誓います。【登坂広臣】《第四章》

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『うん、、普通に会社員かな..』




...完全に真っ赤な嘘をついた。



「へぇーーじゃあ

みんなの彼氏さんの写真見たいー！」


「それな！見して！

私も見せるから！」




「え、すげーイケメンじゃん！

爽やか系！」



「かっこいいね！年上？」


みんなスマホを取りだし
自分と彼氏のツーショをみんなに見せてる。




これも、....私は死んでも出せない。




「Aは？写真ないの？」




隣に座っていた元クラスメイトの
スクールカースト上位組だった女の子に聞かれた。


『ごめん、、


写真撮ったことないんだよね笑』



「えぇーーなにそれー笑」




「今頃写真撮らないなんてある？笑

本当は撮ってるけど、

彼氏さん見せたくないくらいブサイクとか？ww」



と笑われた。






『ははっ笑』



私もちょっとイラッとして



内心では



とんでもなくイケメンだから見せられないんです！


と反抗した。






そしてその後は

その隣の子のイケメン彼氏の自慢話になった。




「ねぇーみんな聞いてー

私の彼氏さ、会社の社長の息子だから

ある程度年収もあって、安定して暮らせるんだけどさー
イケメンってこともあってみんなからモテてて
すごい心配なんだよねぇー」




私はそんな話を聞いて、

知らんわ、そんなこと。と思いながら


お酒を飲む。





「えぇーじゃあ次期社長！？」


「なのにイケメンなの！？

写真見せてよ！」



「はい、これ写真。」



と自慢げにみせてきた写真には


確かに爽やか系のイケメンがいたけど






私から言わせれば
臣さんの方がかっこいい。




岩ちゃんや直人さん、直己さん、山下さん
エリーさん、今市さんの方が





.....100パーセントかっこいい。














ん？





いや、









ちょっと待て....









いや、普通に、、









.









当たり前か。








.









あの人たち芸能人だった....









急に友達感覚で名前あげちゃったけど、、




よく考えたら、
当たり前の当たり前だった。






そんな考えに至る時点で

私は少し酔い始めてるのを感じ

外の風を浴びに出た。









外のベンチに座ってると

臣さんから電話が来た。




『もしもし〜臣さん？』



「Aちゃん...

酔ってるね笑」




私が一言発しただけなのに
酔ってると確信したこの人。


すごい...

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