永遠の愛を誓います。【登坂広臣】《第四章》

192.登坂side ページ42

1週間後。






コンコン



「失礼します。」






「はいーどうぞー」



俺は久しぶりに少し緊張しながら




LDHの本社


hiroさんがいる社長室に入った。







「お、臣じゃん、


どうした？」




「あの、

少しお話がありまして。」





俺が少し神妙な面持ちでそう言ったせいか




hiroさんは



「え、どうした？」



と、言って仕事をしていた手を止めた。









とりあえず
向かいあわせに座ってもらい、




俺はゆっくり口を開いた。








「あの、








俺、そろそろ









.









.









.







.....結婚したいと思ってます。」





hiroさんは俺の言葉を聞くと








「お！マジ？笑」




そう軽く笑った。









「はい笑」





「いやぁーまぁそろそろだと思ってたし


全然OKなんだけど、



誰なの？相手


あの、直己の結婚式に来てた子？」






「そうです。」






「じゃ、あれ以来ずっと付き合ってたんだ？」





「はい。ありがたいことに。」







「なら良かった良かった。笑



正直、色んな奴らから

登坂の彼女の話は聞いてたからさ笑




とりあえずめちゃくちゃいい子なのは知ってる。


だから、その子なら俺も全然いいし、



ファンのみなさんも納得してくれると思う。





1回も匂わせとかもしたことないし


熱愛の記事も一切、出なかったから、



それだけその子が登坂のことを思って、
管理してくれてたんだと思うし、



ファンの方も、
それだけ思ってくれてるような女の子だと知ったら

絶対喜ぶと思う。」





ヒロさんが、そう言って下さり、



俺は、一安心した。




ヒロさんが認めてくれるような女の子であるAちゃんは

やっぱ、さすがだよ。







「まあ、とりあえず俺は全然OKだから。




あと、いつ頃になりそう？発表。



もうプロポーズしたの？」






「いや、まだです。

hiroさんに
先に許可を頂いてからにしようと思ってて。」






「なるほどねー


なに、もうどんなプロポーズにするか決めたの？笑」








「あの......それが、





ヒロさんに、お願いがあるんです。」



「え？プロポーズで、



俺にお願い？笑」





そう、俺がしようとしてることには必ず

hiroさんの許可がいる。

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