永遠の愛を誓います。【登坂広臣】《第四章》

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10周年ライブがあった日から
少し経ったある日。






私は8時頃、臣さんと食べる
夜ご飯の食材をスーパーで買ってから

臣さんの家に仕事終わりに向かってると






臣さんの家のマンションの下の草陰に
何か怪しい人が隠れているのが見えた。



夜で暗いから、多分何も考えずに歩いていたら
隠れてるのはバレないだろうけど


たまたま私は見つけてしまったようだ...





うん、
明らかに怪しかった。






私は目を凝らしてみると


その隠れているおじさんは
完全に手にカメラを持っている....





『あ、、、』






多分、週刊誌の方....かな、、




このマンションは
たくさん芸能人が住んでるって臣さんに聞いてるし




私もたまたま芸能人に出くわす事もあった。







そのおじさんが
誰のネタを探しているのかは分からないけど



ちょっと用心した方が良さそう.....





私は慌てず、いつも通りマンションに入り


合鍵を使って臣さん家に入った。







『臣さん、お疲れ様でーす』



「お、早かったね、お疲れ。」



リビングには、
何やら台本を見ながら、コーヒーを飲んでいる
臣さんがいた。





『今日は、イタリアン意識して

ボンゴレでも作ろうと思います！』


私はいち早くキッチンに向かい、手を洗いながら
臣さんにそう伝えた。




「お！マジ？楽しみー」


リビングで作業しながらそう返事した臣さん。







やっぱり、、、



さっきの事言った方がいいよね、、、






『あの....臣さん、』




「ん？？どした？」





『あの、さっき多分、

マンションの下に週刊誌の方が張ってました。』




私がそう言うと

臣さんが一旦作業を中断して
こっちを見た。




「あ、まじ？」




『はい。

草陰に隠れてました。



私は特に何もなく、マンションに入りましたけど...



当分は気をつけた方が良いかもです...』






「そっかー

Aちゃん、ありがと教えてくれて。


どうかなー俺狙いな気もしなくもないけど....｣




『そうですね...』



私は臣さんと付き合わせて頂く限り

ファンの皆さんをガッカリさせるようなことはしたくない。









当分は気をつけないとな...

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