永遠の愛を誓います。【登坂広臣】《第四章》

153 ページ3

結局、ホントに
撮影で、海外に飛んだ臣さん。





2週間も会えないのは確かに寂しいけど、

頻繁に連絡をくれたり、
写真を送ってきてくれたりするので

特にめちゃめちゃ辛いわけでもなかった。








まぁそんな中、何故か私の隣には





「ちょ、Aちゃん！





俺の話聞いてないよね！？」









そう嘆いてる


....みんなのアイドル、"岩ちゃん"がいた。









『...いや、聞いてるんですけどね、、』



私はおつまみをつまみながら、そう答えた。







「いやいや、聞いてなかったよね？


はい！じゃあ、質問です。

俺が最近直人さんに怒られた事件の内容は？」







『コンサートのリハの直前に
直人さんの弁当をこっそり食べたこと、。』





「おーー、、

Aちゃん、じゃあ！

俺が最近1番面白かったことは？」




『今市さんと、岩田さんが山下さんに
ドッキリしかけてガチギレされたことです。』





「え、聞いてんじゃん！！！」





『...だから聞いてるんですよ。』






何故か聞いてない聞いてないと、言って

ずっと話した内容を質問してくるこの人。





いやそれより、






.....なんで、私は今、岩田さんといるのかな？




うん、、


まあ岩田さんの気遣いということで合ってるのかな？




2週間も臣さんがいないので、寂しいだろうから、
一緒に飲もうよ！と

初めて岩田さんにお食事に誘われた。








正直、岩田さんと2人で飲むなんて
気が引けて、１回断った。




けど、そんなの気にせずに
えぇーー絶対来て欲しい！待ってるから！



と、お店の住所と共に送られてきて
気が引けるけど、一応来たって訳です...。





こうやって飲み始めてもう、2時間以上経ってる。




「Aちゃんと1番歳が近いのは俺だから

仲良くしようよ！ね！」



と最初に言われ



そこからおしゃべり？の岩田さんは
ずっと楽しそうにドラマや映画の裏話や
メンバーのことを私に話してくる。




どうしても、私にとって、
芸能人の"岩田さん"という立ち位置にいる彼とは



正直仲良くできる気がしなかったけど


ビックリするくらいの距離感で話してくるから

私も、おのずと話さざるを得なくなった。






それより、
二人で飲んでること知ったら臣さん、、、



...大丈夫かな？




私はそう思って、



『あの、岩田さん

臣さんに今、メールしてもいいですか？
...二人で飲んでること。』

154→←152

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す