永遠の愛を誓います。【登坂広臣】《第四章》

170.登坂side ページ20

結局、俺の予想どうり2人は酔いつぶれて寝ていた。




俺は、お酒が強い方だからまだ全然だけど




Aちゃんは、、、


...完全に酔ってる。




俺がいつも、
俺がいる所以外でお酒は飲みすぎるなって言ってるから


今日は何も考えずに飲んでたみたい。





2人が寝てる今、

俺とAちゃんは、リビングの机で
二人ゆっくりお酒を飲んでる。




「Aちゃん、大丈夫？」


完全に真っ赤な顔してるAちゃん。


可愛いな笑


俺も、こんだけ酔った姿は始めてみるから
ちょっとドキドキしてる。



『うん...大丈夫。


臣さんはー？だいじょうぶ？？』





上目遣いでふにゃふにゃになってそう言ってくるから


やっぱりAちゃんは、
他の所で飲ませたらダメだと改めて思った。



これはみんな惚れる。





「うん、俺は大丈夫だよ。」




『そっか。

臣さん、、


私、今日1番幸せだった。


..今までの誕生日の中で。』




「ほんと？」



『うん。

子供たちも私を祝ってくれて、、


それだけじゃなくて、直人さんも岩ちゃんも
来てくれて、、すごい楽しかったです

臣さんのおかげ...全部。


ありがとうございます。』




そう言って笑ったAちゃん。



いや、それは反則でしょ///



今にも抱き締めたくなった。



でも、そうしたら最後までいきそうなので、


俺は、とどまる。


あいつら2人がいる所でそんなことは出来ないからね。






「俺は特になんもしてないよ。笑


Aちゃんがいつも頑張ってるからだよ。」




と俺が言うと




『もう、なんでそんなごと言うんですか、、

また泣く、うぅっ泣』


また泣き出したAちゃん。




普段からよく泣くけど、


Aちゃんは酒が入ると


もっと泣くのね。




「ちょっと、泣いたら

明日目腫れるから程々にしとき、、」



俺は、右手でAちゃんの涙を拭ってあげた。





『あ、ありがとうございます、』




酔っ払っても律儀なところは変わらないね笑


ちゃんと敬語だし...





俺は、一旦水を取りに冷蔵庫に行って


すぐに戻ってきたら


ほんの10秒離れただけなのに

既に寝てたAちゃん。



嘘でしょ、、、笑






「ちょ、Aちゃん？

ここで寝たら風邪引くから起きて？」





俺が、そう声掛けても



全然起きないこの人。





俺はしょうがなく､Aちゃんを抱き抱えて


俺の寝室に連れていった。

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