永遠の愛を誓います。【登坂広臣】《第四章》

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のちにすぐ、みんなのお母さんがお迎えに来て、

幼稚園には先生たちだけになった。




そして、隣にいる直美に



『直美、わざわざ

私の誕生日のために動いてくれてほんとに
ありがとう。』


と伝えると




「いえいえ！私なんかなんもやってないんです！


全部子供たちから言い出したことで、

私はただアドバイスしただけです笑


子供達が先生に誕生日プレゼント渡す！って言い出したから笑」





『え、そうなの...』




「ほんとに、愛されてますね先生笑


さすがです！」




朝から臣さんに会えないことで
ちょっとテンション下がってたけど


そんなことどうでも良くなった。




こんなにお祝いしてくれるなんて、、




最高の誕生日になった。









その後、私は仕事を終えて
両手には子供たちに貰ったプレゼントを抱え、



夜、8時半頃に臣さんの家に向かい、
この日のために貰った合鍵を使い

臣さんの家に入った。







ガチャ





入ったら真っ暗な臣さんの家。


そりゃ当たり前だけど笑


私はとりあえず廊下の電気をつけて

リビングに向かう。









そして、



リビングに入り、電気をつけた瞬間











バン！！



と音が鳴ったと思ったら









「「「Aちゃん！誕生日おめでとう！」」」









クラッカーを手に持ち
誕生日のパーティでつけがちなとんがりボウシや

パーティグッズのコーナーに売ってあるような
サングラスをしている



....臣さん。









プラス




岩ちゃんに、直人さんの姿があった。







直人さんに至っては

それどこで売ってるのか気になるレベルに



デカいクラッカーを持ってた。






『え...皆さん...笑』




なんでいるんですか..と言おうと思ったけど
なぜか言葉が上手く出なかった。





いや、ちょっと面白さの方が勝っちゃった。


だって、30代の3人が

そこら辺で
売ってるようなパーティグッズを身につけて

クラッカー持ってお祝いするって





普通...ないよね...






「Aちゃん、笑っちゃってんじゃん」



「大成功じゃんね！岩ちゃん！」



「そうっすね！」


笑いながらそんな話をしてる3人。





『み、皆さん、


お仕事は...』



私がそう聞くと


臣さんは私に近づいて、



「仕事で会えないってのは全部嘘、笑



ごめん、嘘ついて笑

直人さんがサプライズの方が絶対良いから！
とか言うから。」



と言って
臣さんは私に静かにバースデーハットをかぶせた。

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