永遠の愛を誓います。【登坂広臣】《第四章》

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そして、ついに私の誕生日である、


10月25日がやってきた。




まぁいつもどうり平日なので
私も出勤。



臣さんも仕事である。




臣さんはどうしても今日は帰れないということなので

俺の家に誕生日プレゼント置いてあるから
取りに来てくれる？と言われてある。




どうせなら別の日でもいいから手渡しがいい...

とか言ってみたけど

臣さん的にはどうしても、当日に渡したいらしい。




私は少し寂しい気もしたけど、納得した。





『みんな、明日体操服忘れないようにしましょう！

体の検診があるからね！

じゃ、今日は皆さんかえり、』


私は帰りの会で子供たちにいつもどうり
最後の挨拶をしようとしたら


隣にいる直美が


「はい、みんな！

いっせーので！！」



と言い出し、何事かと思ったら






｢「「Aせんせい！お誕生日おめでとう！！」」｣



と大きな声で子供たちに言われ、




私はびっくりして.....固まってしまった。






『え...』



固まってる私にお構いなく

ねねちゃんと、湊くんは代表して私の前に来て



「せんせい！これみんなで作ったよ！｣


と言って私に何か入っている紙袋と

折り紙で作られた花束をくれた。





『え、、、


これみんなで作ったの！？、』



「「「「うん！」」」」




立派な可愛い花束。
つい最近教えた折り紙のチューリップの作り方。


それを使ってわざわざ花束を作ってくれていた。






それだけでももう、泣きそうになったけど、

とりあえず袋を受け取り中身を見ると




表紙に私の似顔絵が書かれてある冊子が見えた。



『え、これは??』




私はみんなに聞くと



「それは、ぼくたちからのてがみ！

めっせーじかいた！！」




と言ってくれた湊くん。






『えぇー、、、』


私は少しその冊子を開くと


確かに、ひらがなでメッセージが書かれてあった。




『うそーー、、

みんなありがとう...ほんとに。わざわざ』




私は感極まりそうになり

言葉が詰まった。






そんな私を見兼ねて


「はい！先生感動して泣いちゃったね！笑


みんなが頑張ったから喜んでるよ！」


とフォローしてくれた直美。




「せんせーい！泣かないで！！」

「せんせい！おめでと！！」

「せんせい！だいすきー！！」



というみんなの声にまた泣きそうになる。





こんな幸せな誕生日あるのか、、、


そう思うくらい幸せだった。

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