永遠の愛を誓います。【登坂広臣】《最終章》

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健やかなるときも、



病めるときも、喜びのときも、



悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、



妻を愛し、敬い、慰め合い、




共に助け合い、その命ある限り








真心を尽くすことを誓いますか?









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はい。









誓います。





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大きな教会の真ん中に立ち








真っ白なタキシード

真っ白なドレス を身にまとい









共に愛を誓い合う。









4年前の私に


こんな素敵な日が訪れることを伝えても








....どうせ信じてもらえないだろう。









そして、あんな重い誓いをする相手なんて


現れるわけない、


そう思っていたはずの私が











はい。誓います。












そう自信を持って、
言い切ることが出来る素敵な男性が




隣にいてくれていることは、


...私にとって"奇跡"に近いことだ。




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それでは、新郎新婦 誓いのキスを。




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私の目の前にかかっている白いベールが


ゆっくりと上げられ、視界が少しだけ明るくなっていく。









それと共に私の視線は

私を見つめる臣さんの視線と交わった。









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"Aちゃん、






ずっと、これから先






何があっても、






俺の傍にいて下さい。"








私にしか聞こえないような小さな声で

そう言った臣さん。









そんなの、









当たり前です。









ずっといます。









世界で1番大好きな、






"臣さん"の傍に。








私のその言葉を聞いて

臣さんは安心したかのように微笑み、








ゆっくり、
私の頬に手を添えて、











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愛してる。















そう呟いた。



















"私も、









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愛してます。









ずっと、








これから先、臣さんだけを"



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永遠の愛を誓います。










END

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