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47.岩田side ページ47

次の日。



今日は久しぶりのしゃべくりセブンの撮影。



俺は撮影前にトイレに行って、
自動販売機でジュースを買っていると、





びっくりする位の怒鳴り声が聞こえた。



「誰のミスでこうなったと思ってんの!?」




おいおい、そんな怒んなよー





物騒だな、、




俺はジュースを買って、すぐに帰ろうと思い歩いてると、


怒鳴り声が聞こえていた会議室の目の前に来ていた。







あいにくその会議室はガラス張り。



誰が怒られているのかもしっかり見える。







そして、中を見ると、






「あ、、、昨日の、、」

完全に頭を下げて謝っていたのは
昨日の膝カックンの子だった。








「だからあれだけ言ったのに、なんで変更しなかったの!

絶対忘れるなって言ったよね!」


『すいません。。

完全に忘れてました。』



「はぁ、あんたもさ、4年も働いてるんだから、


そろそろ、こんな大きいミスは許されないんだよ?」





『知ってます。すいません。』




俺はなんか、見てるのも申し訳なくなってすこし、
物陰に隠れながらその話を盗み聞きしていた。









「もう、過ぎたことだから、

取り返せない。


けど、もう、何回も言ってるけど、確認だけは絶対怠らないで。

わかった!?」




『はい。


本当にすいませんでした!!!』


綺麗に深くお辞儀をする彼女。





そしてその先輩らしき人は出ていった。








俺はそのあとの彼女の行動が気になって、
そのまま隠れて見ていたら、







『ほんとなんでこうなるんや....

だって今日のミスは、完全に私じゃなくて、
先輩の伝え不足もあったんじゃないかなぁ!?

いや、やっぱもう私が悪い!』



そう大きめな声で言って、床に体操座りをして、
座り込んでいた。






そんな大きな声で言うと誰か聞いてるかもしれないし、

それになんで床に座るの笑


そんなことを思いながら見ていると



『だいたい、私だって、あんな怒られたら、

凹むんですよ!』



明らかに肩を落としているADさん。





なんか、よくわかんないけど、、

近寄って抱きしめてあげたい衝動に駆られた。







けど直ぐに、




『よし!!!頑張ろ!!』


急に立ち上がって、会議室を出ていったADさん。







「いや、切り替えはや!笑」







まぁ、この時から俺は多分


Aちゃんに惹かれてたんだと思う。

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作者名:ひまわり | 作成日時:2020年11月1日 16時

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