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店員「大丈夫ですか?持てそうですか?」
『すいません!大丈夫です!
ありがとうございます!』
私は一応7人分プラス3人分
合計10人分のコーヒー達を袋に入れてもらったが、
さすがに増田連れてくれば良かったと後悔
何とかテレビ局のエントランスを抜けると、
エレベーターの前に岩田さんの姿が。
『岩田さん?』
「あ、Aちゃん 、大丈夫!?
持つ持つ!俺が」
すぐに岩田さんは駆け寄ってきて
私の片方のコーヒーの袋を持ってくれた
「ごめん!外に一緒に行こうと思ったけど、
さすがに人目があって行けなかった、
重かったよね?大丈夫だった?」
『お気遣いありがとうございます!
全然大丈夫です!
岩田さん助かります。』
2人で1階に着いたエレベーターに乗り込む
「ていうか、名前。」
『ん?名前?』
「岩田さんになってる。」
『あーー、岩田さんの方がやっぱいいかなって!笑』
私は岩田さんとの少し縮まった心の距離を
もっと離すためにさすがに岩ちゃん呼びをやめようとしていたのだ。
「だめ。岩ちゃんにして。」
結構真面目なトーンで言うこの人。
『いや、でも、それはやっぱり出来ないです、、』
私がそう答えると、
「なんで?」
私の目の前に立って近づいてくる。
『いや、なんでも、、』
近い近い近い、、、、
「俺の事岩ちゃんって呼ばないなら、
俺、今からAに何するかわかんないよ?」
呼び捨てだ、、、、
急な呼び捨てにドキッとしながらも、
何するか分からないって何、
逆に何する気なの、、
「例えば、、
こういうこと?、、、」
そう軽く言って
岩田さんがコーヒーの袋を持っていない方の手を
私の頭の横の壁につき、
いわゆる壁ドン状態でそんなことを言う。
『、、へ?////』
私の心臓が息を吹き返すように高鳴る。
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作者名:ひまわり | 作成日時:2020年11月1日 16時