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あっという間に時は流れて
私と丸山さんは、
週に一回はご飯を食べに行く仲になった。
"好き"
そんな自分の気持ちはわかっているけど
アイドルである丸山さんに迷惑なんてかけられない。
『Aちゃん、？
どうしたん？ぼーっとして。』
丸山さんに頭をクシャッとされる。
「なんでもないです……」
『そっかあ、なんかあったら言うてよ？』
もう私の気持ちなんてバレバレのはずなのに
何も話を切り出してなんて来ない。
この人は、鈍感？
それともわざとなの？
『…………あの、さ、』
そんな私の心の中を読まれてしまったのか
いきなり挙動不審になる丸山さん。
『ちょっと今日、僕の家来てくれへん？
話したいことが……あんねん。』
珍しく、真面目な顔をして
まっすぐな目で、私を見つめてくる。
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作者名：夏紀 | 作成日時：2017年2月26日 21時
