漆、光の欠片 ページ20
ym side
あの日からあっという間に時が過ぎた。
今は明後日に迫った夏のイベント
文化祭の準備をしている。
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__
あの日から、お互いの呼び方も変わった。
少し成長出来たのかもしれないな、
なんて思ってみたり。
だけど裕翔の言葉を、どこか昔の記憶と重ねていた。
裕「…やま？どうかした？」
「…ん？なんでもないよ。」
裕「そっか。」
�猴究董次�！こっち手伝ってくんない？��
�爐蠅腓Δ�ーい！今行くねー！��
本当によかったのだろうか。
裕翔はあれ以来、今まで仲の良かった人達と一緒にいることが少なくなってしまった。
今もこうして、手伝いで呼ばれることはあるみたいだけど、明らかに嫌な眼差しを向けられることがある。
慧「…リョーちゃん？どう？楽しんでる？」
「わぁ…！びっくりした…。」
突然壁をすり抜けてはそう尋ねてくる。
慧「学校名物の肝試しはご存知で？」
「えっ？」
慧「後夜祭のイベント。高校二年生最大の行事だと思うんだけどなぁ。」
と悪戯気に笑った。
慧「んー…あとは告白大会とかもあるけどね。リョーちゃん彼女作ってみる？…ぷっ…！」
と今度は明らかに馬鹿にしてような笑い。
「…いい加減怒りますよ…？」
慧「あっ、人来ちゃう…！」
「ちょっ…！」
だけど、俺には分かるんだ。
なんとなくなんだけど。
イノオさんは文化祭に楽しい思い出があって。
何か忘れられない出来事があったんだと。
キラキラと輝かせた目の奥に、時々映る悲しげな瞳。
それはやっぱり、楽器の音に反応している。
今だって、
軽音部や吹奏楽部が発表のために練習しているその音に、何かを探している。
宏「…やまだー？こっち手伝ってくれるかー？」
「あっ、今行きます！」
宏「どう？進んでる？」
「飾りつけは終わりました。」
宏「…中島とは上手くやれてる？」
「すごく楽しいです。でも裕翔に申し訳ないです。」
宏「んー？どうして？」
「今まで仲良かった人達と、あんまり話してないように見えて。それってきっと…」
宏「それは違うよ。…中島が山田と居たいからそうしてるだけじゃない？あいつ言ってたよ。」
「えっ？」
宏「山田のことを知りたいって。怪我の手当ても上手いって。笑」
「そうですか。笑」
少しの安堵と切ない気持ち。
宏「…はい！今日はここまで！」
文化祭まであと2日。
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さき(プロフ) - ciaociaoさん» コメントありがとうございます……！削除する予定なのは謝罪のページのみなので、大変お待たせしてしまいましたが今後も更新させていただきます(>_<)紛らわしい書き方をしてしまい申し訳ないです。お気持ちとても嬉しいです！今後もよろしくお願いします！ (8月4日 11時) (
レス) @page29 id: 7b1fe2d542 (このIDを非表示/違反報告)
ciaociao(プロフ) - Twitterにおしらせいただいたので、久しぶりに読ませていただきました。もう続きを投稿いただけないとのことで残念です、、お気持ち変わりませんでしょうか、、 (8月4日 7時) (レス) @page29 id: 33ff52010d (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - めいめいさん» わぁぁ！ありがとうございます！返信遅くなってしまい申し訳ございません……また近々更新します！ (2022年6月5日 0時) (レス) id: 7b1fe2d542 (このIDを非表示/違反報告)
めいめい(プロフ) - いつも読ませてもらってます。更新楽しみにしてます！！！ (2022年5月19日 21時) (レス) @page27 id: 3da430cefd (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 桃大福さん» 返信遅くなってしまいすみません…。そういっていただけるとモチベーション凄くあがります！！ありがとうございます！ (2021年3月11日 13時) (レス) id: 7b1fe2d542 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さき | 作成日時：2020年8月8日 1時
