情けない ページ3
シルクside
「俺と付き合ってくんね？」
今までどれくらい言ってきたんだろう。
これは、Aを諦めるための魔法の呪文。
他の奴と付き合えば、Aへの気持ちを忘れられると思っていた。
だけど、実際無理だった。
魔法の呪文なんて、なかった。
何回試しても無駄だった。
でも、また、新しい彼女を作ってしまった。
この前いい加減にしろよ、ってマサイに怒られたけど、なんか癖になっていて、彼女がいないと落ち着かなくなっていた。
好きじゃないのに付き合うなんて、相手に悪いんだけど。
でもAに告白したら、今までみたいに遊べなくなるんじゃないかって思ってしまって、告白も出来ずにいる。
シルク「情けないな。」
1人きりの部室でポツリと呟く。
今日はどこも部活がない。
兄貴と喧嘩中で家に帰る気分にはなれず、でも1人きりになりたくて部室にやって来た。
パイプ椅子に腰をかけて、ため息をつく。
なんとなく、窓の外を見てみると、Aがマサイと歩いている後ろ姿が見えた。
それだけですごく胸が苦しくなった。
シルク「はぁ、つれぇ。」
そんな時、タイミング悪くドアが開いた。
美愛「やっぱりここにいた。靴あったからまだいるのかなって思って。一緒に帰ろ？」
彼女の美愛だった。
シルク「あぁ、分かった。」
俺は美愛の手を握り、部室をあとにした。
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あやな(プロフ) - 面白いなぁ新しい小説みたいです (2017年9月1日 21時) (
レス) id: 228811a710 (このIDを非表示/違反報告)
優雨(プロフ) - SGＵさん» 嬉しいです！ありがとうございます！ (2017年6月21日 22時) (レス) id: 161f895368 (このIDを非表示/違反報告)
SGＵ(プロフ) - うわぁ ニヤニヤがとまんない\(//∇//)\ (2017年6月21日 22時) (レス) id: b624ac3ad9 (このIDを非表示/違反報告)
優雨(プロフ) - すすすすすすすさん» ありがとうございます！ (2017年6月21日 22時) (レス) id: 161f895368 (このIDを非表示/違反報告)
すすすすすすす - 更新頑張って下さい！ (2017年6月21日 21時) (レス) id: 3e4fe2a5fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優雨 x他1人 | 作成日時：2017年6月18日 18時
