実験体の少女は博士がお好き

たらたら ページ17

「……なる程、詰まるところ貴方は博士の愛人ということですか…」


「そうそう！私は博士の愛人であり恋人であり…なんとなんと！もうキスもされちゃったの！この辺りにﾁｭっ…ﾁｭ…って！」


「ほう…博士は眼球フェチだったのですね」


「眼球フェチ…？ま、いっか！そうなの〜博士ってば、眼球ふぇちでさ〜」


いや〜まさか博士との関係についてこんなに興味を持ってもらえるなんて〜♪ 話が弾みますなぁ♪


「…あっ！そうだそうだ…あの、その…貴方方は、はかしぇとはどういう関係で…？」


「簡単に言えば仕事仲間ですよ。まあ、あまり深く関わりたいとは思えませんが…」


「ん？ああ、まぁ富者の言うとおり、仕事柄関係のある仲間…と言ったところだろう」


へー仕事仲間かー…
博士は色々な人と関わってるんだな〜


「そう…何で……すね…あ、はは……」


「ん？あ、大変だ！この少女、頭部から血を…」


「あれ、気が付いてなかったのですか？てっきり気が付いて放置していたのかと思っていました」


いやいや、(多分)普通放置しないでしょ？！
この眼鏡の人、ちょっと怖いよ？！


「新しい包帯は……よし、あったぞ」


「えぇえ！あったの？！ってかどこから取り出して…」


「細かい事は気に留めるな、では少しの間、大人しくして…」


「駄目です！これは博士が私に付けてくれた包帯何です！だから博士以外の人が付け替えするのは駄目何です〜！」


頭に巻かれた包帯を手で抑えながら後退り…
これだけは…この聖域には触れさせん！


「済まない…だが、このままでは死んでしまうかもしれない…止血だけでもさせてくれないか？」


「止血？どうやって？」


じーっ、と仮面を睨む…
少しでも外そうとしてきたら、…ど、どうにかしてやるから…！


すると、いきなり前髪が上に引っ張り上げられ、額にある傷がさらけ出された。
その傷からは、止めどなく血が流れ出ている。


「あわっ！…な、何をする〜！」


「この流血量に対してそこまで傷は深くないみたいですが…一応消毒はしておいた方がいいでしょう」


え、なんですかその…怪しい塗り薬は？！

明らかにヤバい色…！塗ったら余計に悪化するでしょ絶対に！
絶対に塗らせないぞ…！


───
時間が足りないのぅ…_:(´ཀ`」 ∠):_ﾄﾞｳﾃﾞｽｶｧ

おほぉｯ♡→←駆引き

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