ぱーぷるがーる。 (ページ10)

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～あやな side ～

しばらくして、Aのお母さん達が病院に着くと、すぐに先生から呼び出されていた。

戻ってきたお母さん達の顔は沈んでいて、それも無理もないか、と思った。

Aが東海オンエアとして活動を始めたころからずっと1番近くで応援し続けてきたお父さんとお母さんだからこそ、辛い事実だったに違いなかった。

戻ってきた2人には少し酷だと心のどこかで思いながらも、Aとの約束の話や何があったのかを話した。

母『そうだったのね…ありがとう。あやちゃんがいなかったら、Aは今頃どうなってたか分からない。私達もAとあやちゃんの約束、守らせてもらうわね。』

そう言ったお母さんは、いつもみたいにふわっと笑ってくれた。

このまま愛知にいるといつまた頭痛が起きるかわからない、ということを考慮して、うちと一緒に上京することに決めた。

しばらくはA自身の就職活動はせずに、家事やうちのクリエイター活動の手伝いを中心にやってもらうことになって。

その生活の過程で少しずつ思い出していけるように、最終的には全て思い出した状態で東海オンエアに戻って活動できるようにすることを目標として生活してみよう、という話でその日は解散になった。

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