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〜 としみつ side 〜
り｢いってらっしゃーい！｣
と｢は？お前ら来ねぇの？｣
て｢俺らはここで待ってるから、行ってこいよ！｣
と｢しょうがねぇな…行ってくるわ。｣
つい数分前のやり取りが思い出される。あいつら、絶対動くのが面倒くさいだけやん。
インターホンを押すと、聞き慣れたおばさんの声が聞こえる。
母『あら、としみつくんじゃない！どうしたの？』
と｢お久しぶりです、おばさん。…いや、Aが今日の撮影来なかったもんで、いたりしんかなあって来てみたんすけど、｣
母『ごめんね、Aなら昨日帰ったばっかりなの。迷惑かけちゃったでしょう、てつやくんたちにも謝っておいてもらえる？』
と｢いや、全然……連絡も繋がんないんですけど、もしおばさんとこに連絡きたりとかあったら教えてください、！｣
母『あらぁ、本当にごめんね〜。そんな事でいいなら協力させてちょうだい！』
と｢ありがとうございました、｣
だめか。明日も来んのかや。
て｢としみつ、おかえり〜｣
と｢やっぱおらんかったわ。なんか昨日にはもう帰ったって。｣
り｢ほんとにどうしたんだろうね。｣
いつもはふざけてばかりの奴らだけど、今回ばかりは本気で心配している様子だった。
虫｢まあ、もしかしたら明日はけろっとした顔で来るかもしれんし。｣
し｢確かにその可能性もあるし、まだ何もわからんもんね。そうだといいけど……。｣
とりあえず今日のところは、明日何事も無かったかのように現れることに期待しておこう、ということにまとまって解散になった。
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作者名：す て ら 、 | 作成日時：2020年2月20日 14時
