トリップした先は夏目の通っている学校だった！？【夏目友人帳】2

-53- ページ13

朝食を食べ終え


私達は塔子さんから渡されたお弁当を持っていつもの通学路をあるいた



「今日も暑いですね。」



夏目「アイスでも食べたくなるよな。」




「なら、帰りに西村さんたちと一緒にアイス食べませんか？？」


夏目「いいかもな。なら、誘ってみるか。」


「人数が多い方が話も盛り上がりますしね。楽しみです。あっ、でもニャンコ先生に怒られそうですね。」



心無しかいつもよりも喋る白銀の様子に少しだけ悲しく思えた


それがまるで明日にはもう居なくなってしまうかのように思えたからだ


白銀がどうして俺に隠し事をしていたのか



理由は定かではないが…多分、白銀なりの心遣いだったのだろう


俺に余計な心配をさせない為なのか…


それとも、単純に話したくなかったのか



いつかその理由を白銀の口から伝えられることを俺は祈った


「夏目さんは、甘いものはお好きです？」


夏目「あれば食べるとゆうか…嫌いではないかな。」



「なら、今度お菓子作りますね。」



夏目「…！…あぁ！楽しみにしてるよ。」


俺は笑った


白銀が笑っているのかは知らないけれど



いつか、白銀のことを理解して、笑ってもらえるようになれるといいな

-54-→←-52-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す