第6話〈フューラー家〉 ページ7
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os｢おはようAちゃん｣
『おはよう。オスマンさん』
今日も綺麗めぅ〜なんて呟きながらオスマンさんは私の隣に立ち寮の廊下を歩く。入学の物足りなさが目立つ制服は紅いネクタイによって華やかになっていた。
顔立ちが整っている人は何を着ても様になるなぁ
os｢今日は杖選びやったね。｣
『そうだな、私に合う杖が見つかるといいが』
os｢ゴールド(お金)は学校側から出してくれるのはええけど、自分に見合った杖を探さなあかんし｣
杖が使い手と合わなければ優秀な魔法士でも小さな炎しか出すことが出来なくなる。故に、一日という時間を貰って数千と並ぶ中から探し出さないといけない。
そう考えただけでも疲れてきた…
魔力を使って見合う杖を探してもいいとはいえ
『直ぐに終わるといいけれど』
os｢せやね。それでも帰れるのは夕方頃やな｣
『そんなに時間かかるものなのか？』
os｢Aちゃんみたいに、魔力操作が上手いと杖も反応してくれるから探しやすいと思うんやけど、杖を探すのは俺達だけやないからきっと｢探すの手伝って欲しい｣とか言われるのが落ちめう｣
肩を落としアシンメトリーの髪をクルクルと指に巻き付け溜息をつくオスマンさん。確かにありそうで怖い、あぁだから今日は早く行こうと言ってくれたのか。
早めに行けば人だって少ないし頼まれたとしてもすぐ済む。ほわほわしてそうな見た目なのにちゃんと考えてるんだな
os｢これでもタンティープル家やからなぁ｣
『また、顔に出てたとでも…』
os｢バッチリ｣
ふふとお互い笑いながら階段を降りると、寮長と副寮長が談話室で話していた。その表情は決していいものでは無い。私達に気づいたのか話をやめ、手で招いてきた
『何かしてしまった訳ではないよな』
os｢いや、違う話やと思う｣
『どうされましたか？』
｢お前たちフューラー家は知ってるか？｣
os｢フューラー家と言ったら闇魔法士の一族やな。強力な魔法士同士を無理矢理交わらせて魔力の高い子供を産ませてるって噂やけど｣
『名は聞いた事あるがそこまでは知りませんでした』
os｢Aちゃんとは対局の存在やからな。｢幸せを齎す英雄｣となれば相手は｢災いを齎す者｣や｣
災い、魔力が強ければ強い程周りの物も自然と形を変えていく。英雄を嫌う彼ら一族はもしかしたらAにちょっかいをかけてくるかもしれないと
｢その子供がお前達同級生らしい。どこの寮かは分からんが気をつけろよ｣
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かんぽ(プロフ) - タダノ・ミソニコミさん» コメントありがとうございます！中々進み具合が遅いので他の方と接触するのは、もう少し先やイベントの時に発展させていこうと思います！ (2020年7月14日 3時) (
レス) id: 9e38ce5fa2 (このIDを非表示/違反報告)
タダノ・ミソニコミ - もう、話の進み方がド性癖過ぎて語彙力溶けました、いつも無茶苦茶楽しみながらみさせていただいてます！毎回見るたんびに残念な頭で思考を巡らせながら読んでますw kn.utのシーンでどういうことだ？ってなりましたね…更新頑張ってください！後、大好きです！ (2020年7月14日 0時) (レス) id: 47c28898f7 (このIDを非表示/違反報告)
かんぽ(プロフ) - トーストさん» コメントありがとうございます！どうやって皆さんを入れてみようかと悩みながらも、時間が経ってしまいすみません！今日中には続編へ行けたらいいと思っています…！ (2020年7月12日 1時) (レス) id: 9e38ce5fa2 (このIDを非表示/違反報告)
トースト(プロフ) - 楽しく読まさせてもらっております。この作品めっちゃ好きです！作者様も好きです！(唐突な告白)体調に気をつけて更新頑張ってください！ (2020年7月11日 23時) (レス) id: 8d298a3565 (このIDを非表示/違反報告)
かんぽ(プロフ) - 仰げば尊死さん» 羨ましいです、元気100倍…。頑張っていきます！ (2020年6月23日 2時) (レス) id: 9e38ce5fa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：H | 作成日時：2020年5月28日 1時
