第18話〈相談〉 ページ19
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ギリギリだか遅刻はしなかった。
しかし、オスマンさんは相当心配していたそうで教室に入った瞬間抱きしめられ注目を浴びたのは、もう思い出したくない。
二限目の防衛学は保健室に置いてきた為ゾムさんはいない。
三限目の魔法生物学も何かと問題もなく比較的穏やかに終了。
そして漸く休み時間となり、私はオスマンさんと廊下を歩いている途中に偶然見つけたトントンさんに声を掛け、三人で食堂へ向かっていた。
tn｢うわぁ、やっぱ広いなぁ｣
os｢スイーツもあるんや…｣
『…普通だな。』
学校の食材に奇妙な植物を混入し実験を行っていると噂を聞いたのだが。
至って変化のない普通の食事にしゅんと肩を落としたAは、好物だけ乗せた皿をトントンに見つかり注意され、いつの間にか栄養をきっちり考えた皿と交換していた。
一瞬の出来事に追いつけないAの腕を引っ張りながら端の席に腰を下ろす。
os｢魔法に対する耐性？｣
tn｢そんなん、聞いた事ないで｣
『でも確かに、耐性があると言っていたし。直ぐに魔法が効いたわけでもなかった』
目の前に座るトントンさんは私がきっちり食べるのを監視しながらも｢何かの呪いか｣と顎に手を当て考えている。トントンさんは以外と両立出来る真面目な人だと思ってたけど、逆に真面目過ぎて思考の選択肢が広がり時間を無駄にしてしまう人の様だ。
現に｢まぁ、そういう人もいるんちゃう｣で終わらせてしまった私達の横で、食事に一切手をつけずに食べ終わってしまったオスマンさんを見て直ぐに食べ始める。
os｢耐性って言うてもなぁ｣
『なにか疑問に思うことがあるのか？』
os｢いや、そもそも人に掛ける魔法は学校外では法律上禁止されとるやろ？魔法に耐性があるなんて魔法をかけられなきゃ分からないんとちゃう？｣
tn｢…せやな。そうなるとそのゾムってやつは結構ヤバい、経験があるって事や｣
そう、魔法というのは便利だが、中には攻撃性があるものもある。攻撃性のあるものを人に使うのは禁止されてはいるが、有名なフューラー家の様な闇魔法士は人を操る魔法を得意とし、その力で軍隊を作り出している。
闇魔法士とこの学校で育成される魔法騎士は敵対関係にあるのだ。魔法騎士は第一は武力だが、敵対する相手が魔法を使う場合のみ魔法の使用が許可されている
それ程人に魔法を使うという事が、重い。
『ゾムさんは、何者だ？』
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かんぽ(プロフ) - タダノ・ミソニコミさん» コメントありがとうございます！中々進み具合が遅いので他の方と接触するのは、もう少し先やイベントの時に発展させていこうと思います！ (2020年7月14日 3時) (
レス) id: 9e38ce5fa2 (このIDを非表示/違反報告)
タダノ・ミソニコミ - もう、話の進み方がド性癖過ぎて語彙力溶けました、いつも無茶苦茶楽しみながらみさせていただいてます！毎回見るたんびに残念な頭で思考を巡らせながら読んでますw kn.utのシーンでどういうことだ？ってなりましたね…更新頑張ってください！後、大好きです！ (2020年7月14日 0時) (レス) id: 47c28898f7 (このIDを非表示/違反報告)
かんぽ(プロフ) - トーストさん» コメントありがとうございます！どうやって皆さんを入れてみようかと悩みながらも、時間が経ってしまいすみません！今日中には続編へ行けたらいいと思っています…！ (2020年7月12日 1時) (レス) id: 9e38ce5fa2 (このIDを非表示/違反報告)
トースト(プロフ) - 楽しく読まさせてもらっております。この作品めっちゃ好きです！作者様も好きです！(唐突な告白)体調に気をつけて更新頑張ってください！ (2020年7月11日 23時) (レス) id: 8d298a3565 (このIDを非表示/違反報告)
かんぽ(プロフ) - 仰げば尊死さん» 羨ましいです、元気100倍…。頑張っていきます！ (2020年6月23日 2時) (レス) id: 9e38ce5fa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：H | 作成日時：2020年5月28日 1時
