Agapanthus. (ページ8)

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You Said.

｢あっ…すみません。…驚かすつもりはなかったんです｣

いきなり話しかけられて肩がビクッとしてしまった

｢…この道を通りかかったら、…詠が聞こえたので｣

この声、聞いたことある気がする

…さくちゃんみたいなやさしい声…

この期に及んでまだ言うか(2回目)

『あっ…大丈夫、です、こちらこそ、なんかすみません、』

｢こんな時間に、…女性が1人で危なくないですか？｣

『…コンビニに行って帰るつもりだったんですけど、迷ってしまって、』

初対面の、しかもこんなに怪しい人にこんなことを言うなんて危険なのかもしれない。

けど、なんとなく、なんとなくだけど、

この人は危ない人なんかじゃない。

さくちゃんに声が似てるからか、どこか安心してしまう自分がいる。

｢え…、それ、大丈夫って言わないと…｣

男性が心配したような声で言いながら、

すこしこちらに近づく気配がする。

その途端、暗闇に包まれていたこの場所が月明かりに照らされて、

その男性の顔がはっきりと見えた

『えっ…、さくちゃん…、？』

今私の目の前にいるのは

間違いなくさくちゃん。HiHiJetsの作間龍斗くんだ。

夢なんじゃないかな…

そう思って漫画みたいに頬をつねってみる

…けど、ばっちり痛い。

作間｢…俺の事、知ってるんですか｣

『…はい、、』

プライベートにファンと会うことをどう思っているのかわからない。

煙たがられたり、邪険にされたら嫌だ

作間｢…そっちに行っても、大丈夫ですか？｣

言われた言葉に耳を疑う

『へ…、あ、どうぞ、』

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