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: 12 ・《作間side》 ページ12
Sakuma side.
『わざわざありがとうございました…！』
礼儀正しく深くお辞儀をするAちゃん。
作間｢いいえ。また連絡するね｣
『はい！』
作間｢それじゃ、おやすみ｣
『おやすみなさい、！』
勢いで連絡先まで聞いてしまった。
引かれたりしたらどうしようって思ったけど
勇気出して聞いてよかった。
俺のファンだってわかった瞬間、今までにないくらい嬉しかった。
しかもそれを照れながら言うものだから、可愛いのなんの…
思わず顔から火が出てしまいそうだった
初対面の人に声をかけたり、連絡先を聞いたり…
今までこんなこと無かった。
Aちゃんの隣にいて話をしてると、
なんかすごく安心するし、楽しい。
それに、胸をときめかせる自分がいる。
こんなときめきいつぶりだろう…
この感情、覚えがあるようでない。
名前をつけてしまったらいけない感情。
でも、この感情の正体を俺は知ってる。
そう、きっと、これは
“一目惚れ”
.
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作者名：みずき | 作成日時：2019年5月3日 18時
