トントンってなんで童貞なんだろうね。 ページ29
トン「えらい顔青いけど、ホラー苦手やったんか？」
「い、いや。ピエロが苦手で。」
トン「なるほどな。んじゃ今から俺らはもう寝るか？」
「そうだね。そうしよ。」
俺たちは部屋に戻ろうとした。部屋に入ろうとした時中から声が聞こえてきた。
ゾムとゆいの声だ。
そっと中を覗く。ゆいが泣いている。
ゾムはそんなゆいを抱きしめて慰めている。
ゾム「ほら、もうこわないで？ここは明るいし俺もおるし大丈夫やで。」
『ごめ、ごめんね。まじですみません。』
いきなり泣き止むのは無理みたいで泣きながらも笑ってゆいが言う。
そんなゆいにふっと引き寄せられるようにゾムはゆいにキスをした。
しかも、深いほうだ。ゆいは抵抗して胸をドンドンと叩いているけどまだ終わりそうにない。
ゾム「ん‥すまん。まじですまん。びっくりしたよな、ごめん。」
『そりゃびっくりはしたけど、まあ溜まってることもあるよね！』
バンバンとゾムの肩を叩きながら豪快に笑う。ゾムは不満げな顔だ。
二人はまた会話を始めていた。
トントンの顔を見る。
顔、真っ赤じゃん。ふっと笑うとこちらを見た。
俺らはそのまま部屋に入る気がしないから空き教室に入っていった。
トン「いやあー、びっくりしたよな。」
「ほんとにね。てかゆいあほ過ぎ。あれは気づいてやらないと。」
トン「確かにw」
今の時間は九時半。映画も中盤に差し掛かった所だろう。暗い教室に月光が差し込んでいる。
端の方にトントンと二人で横になって地面に座った。
トン「なんか、幻想的やな。静かやし。」
そうだな。と答えてまた無言の時間が続く。とても気持ちがいい無言の時間だ。二人してひたすら月光に照らされた教室を眺める。
トン「‥なあ、」
キスさせてや。とトントンの声が響く。
‥ん？難聴じゃねえよな？今キスさせてって言ったよね？
思考が停止する。もう一回聞き返してみようと口を開く。
開いた口はトントンの口によって塞がれる。
短い時間だったが俺たちの影は重なった。
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たぬき(プロフ) - でぃちゃさん» コメントありがとうございます！隠しルートありですねぇw好きって言ってくれる貴方が好きです（まさかの展開） (2020年3月19日 20時) (
レス) id: 9448c49515 (このIDを非表示/違反報告)
でぃちゃ(プロフ) - リアル少女ゲーだと夢主くんは隠しルートみたいになりそうですね！好きです！！(唐突な告白) (2020年3月19日 20時) (レス) id: 0e9c842430 (このIDを非表示/違反報告)
たぬき(プロフ) - ゆぅるぅさん» コメントありがとうございます！そんなに褒めてもらえるとは、。めっちゃ嬉しいですwこれからも頑張ります！ (2020年3月17日 11時) (レス) id: 9448c49515 (このIDを非表示/違反報告)
たぬき(プロフ) - しろんさん» コメントありがとうございます！バッドエンド書いてみたいのでたぶん書きますw (2020年3月17日 11時) (レス) id: 9448c49515 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぅるぅ - 初コメ！最高です！夢主君可愛い、更新楽しみにしてます！ (2020年3月17日 9時) (レス) id: 14bc147eed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ホイル焼き | 作成日時：2020年2月11日 23時
