【東方】彼女の夢見たその先に (ページ32)

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番外編　突然の再開ページ32

「…は？」

茨華仙こと茨木華扇はすっとんきょうな声を出す｡

「ま､とゆーわけでー」
「どういうわけ？！理解無理だから！」

小町は霊夢を連れて華扇の家に来て適当な説明をした｡

「待って待って待って待って待って？え？霊夢がAが心配になって死神のふりして様子を見る､でもバレちゃ駄目で…え？出来るの？」

華扇は混乱する｡
そんなこと難しいんじゃないの？
疑問が多すぎる｡

「でも…本物…なのよね？亡霊とはいえ」
『うん､まぁ』
「本当に？」
『え､えぇ』

小町が華扇の異変に気付き小町は優しく華扇の頭を撫でた｡

「…れいむ…本物なのね…」
「おーよしよし､いい子いい子」
『あ…えっと…その…ごめん？』

華扇はしゃくりあげながら泣き､小町は撫でるのを続けていた｡
霊夢は謎の罪悪感を感じてしまい､謝った｡

「ごめんなさい､霊夢が悪いわけじゃないんですよ？あの…」
『？』
「嬉しいんです…ちゃんとお別れを出来てなかったので…後悔しか無かった…それなので」
『…ありがとう』
「うう…」

ぐすぐすと泣く華扇をずっと小町は撫でて､何も喋らぬまま｡

「…もう撫でなくてもいいのよ？」
「いーや､ほっといたら溜め込むもん､お前」
『かもね』
「二人とも？！」

泣いたり怒ったりと忙しい奴だ｡
でも､そんな彼女を二人で笑って見ていた｡

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霊夢が死神(仮)になり､混乱した華扇ちゃんのお話です｡
二人とも華扇ちゃのことよーわかってんねー！