番外編 例外 ページ31
「…いつまで居るんですか」
『仕方ないじゃない、心配なんだもん』
四季映姫・ヤマザナドゥは一応今は死者である博麗霊夢に声をかける。
現世を見る鏡でAの様子をじっと見ている。
彼女も現世に未練があるようで、しかしこれは謎に地獄で怨霊やら何やらには引っ掛からないらしく。
地獄に落ちないことはわかってるのにまだ真ん中に留まっている。
「心配なのはわかるのですが…でも貴方今は死者なんです、幽霊なんですよ?」
『知ってる』
「貴方も例外じゃないんですよ」
えー、と不満そうに言う。なんだこの巫女面倒くさい。
「あーもう、わかりましたから!」
『え?』
「短期間だけ死神の仕事をさせてあげます」
『本当?!』
霊夢はがばっと机を叩いて立ち上がる。
そんな彼女がちょっと可愛かったり。
「短期間ですよ?あと条件」
『ん?』
「貴方が博麗霊夢として仕事をしていると知られてはいけない」
『…難しくない?』
「だから、カバーしてくれる人を探しなさい」
『カバー?』
「絶対黙ってくれる人には伝えていいわ、大勢に知られるようなことだけはやめて」
『ん、わかった』
「小町に伝えるからあとは彼女となんとかやってって…例外なんだからちゃんとしてよ?」
これが死神夢梨が生まれた発端だった。
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おまけ セリフ集
華扇「駄目な人間になってはいけませんよ?!」
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