ep.6 ページ7
NJ side
急いで宿舎へ向かうバンの中。
想定外の出来事に呆然としていた。
リーダーである俺の責任も少なからずともある。
パンPDに言われていたのに…迂闊だった。
YG「ナム…お前もグクも誰のせいでもない、あの子はきっと大丈夫だ」
こんな時でも強くしっかりと居られるユンギヒョンはすごいと思う。
宿舎に着いた後すぐに彼女の元へと走った。
よかった…無事みたいだ…ほっ胸をなでおろす。
ここからはリーダーとして皆んなをまとめなきゃ。
JN「あれだけ重症だったのが1日も経たずに治るのっておかしいもんね…記憶もあるだろうし」
NJ「その時は任せて下さい、僕が記憶操作します」
きっと気づくはず…怖い経験ほど頭から離れないものだ。
これまで何人もの記憶を操作してきた。
ほとんどがサセン達に使ってきたけど…
時々思う、他人の記憶をこんな形で捏造していいのかって…能力を持っているからってこうやって逃げていいのかって…
罪悪感で押し潰されそうになる。
でも俺は防弾少年団のリーダーだ。グループの事は…俺が守る。
そうこうしている内に目を覚ました彼女は、案の定違和感を感じたようだ。
目配せをしてくるジンヒョン。
NJ「あの!」
そう言って彼女の目を見つめる。
【貴方はぶつかって倒れただけ、怪我なんてしてなかった】そう記憶を操作した…筈だった。
A「……どうかしました?」
え…何故だ?…プッシュ、できない…
慌てる俺に気付いたユンギヒョンがすかさずフォロー…ありがとう…助かった…
その後は気が動転して上の空…
するとマネヒョンがやって来て彼女は帰る事に。
NJ「Aさん…言いづらいんですが…ここに来た事は…」
A「内緒に、ですよね?大丈夫です、安心して下さい」
そう言って微笑んだ彼女を見て俺はなぜか信用できる気がした。
色々済ませた後、自分の部屋に行きベッドに横になる。
するとマネヒョンから着信が…
NJ「もしもし」
MG「もしもし、今Aさんを無事送り届けたから!」
NJ「そうですか…ありがとうございました」
MG「後な、ナムジュンの事気にしてたぞ?責任を感じてるなら間違ってる!ナムは最高のリーダーさんですって」
俺は思わず携帯を落とした。
俺が欲しかった言葉ばかりで…嬉しかった…と同時に罪悪感で胸が締め付けられた。
電話を切った後、枕に顔を埋め静かに泣いた。
NJ「ありがとう…ごめんなさい」
.
250人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
つむぎ - この小説大好きです。続きお願いします。 (2018年3月11日 10時) (レス) id: 811af0af41 (このIDを非表示/違反報告)
あいみ - めっちゃ面白いです!続きが気になるw楽しみにしてますね! (2018年1月25日 18時) (レス) id: 116cd3f3c5 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - Paku・Nahoさん» コメントありがとうございます!ヤバイですよね、、壮大すぎて、、楽しんでもらえるよう頑張ります!Nahoさんサランへ〜 (2017年2月26日 12時) (レス) id: e1eec9fe5e (このIDを非表示/違反報告)
Paku・Naho - NotTodayのMV、はんぱないですよね(T^T) 続き楽しみにしてます!更新ファイティンですー! (2017年2月25日 21時) (レス) id: 3e98e6f3cf (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - モナコさん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂けて嬉しい限りですTT期待に添えるよう頑張ります!モナコさんサランヘヨ〜 (2017年2月24日 20時) (レス) id: e1eec9fe5e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紅葉 | 作成日時:2017年2月20日 7時