Not Today

ep.20 ページ22

.


JN「どこにも異常はないみたい…ただ気を失ってるだけだと思う」


そう言って倒れたジミンの体に触れながら話すジンオッパ。オッパの能力は体の異常な部分まで分かるらしい…本当に医者要らずだ…


JK「じゃあ僕がベッドまで運びますね…」


自らジミンを抱えて部屋へ行くグク…ジミンが知ったら喜ぶだろうな…なんて考えながら私も後を追う。


NJ「一体何が起きたんだ…？」


暫くして時計を見ると、もうすぐ夜中の1時をまわる所だった。皆んな心配と疲れですごく顔色が悪い…


A「皆んな、今日はもう寝て下さい…色々あって疲れてると思うから…ジミンの事は私に任せて？きっと大丈夫だから…」


その後暫く言い合いになったもののなんとか分かってくれた皆んな。心配なのは分かるけど…体調管理もしっかりしなきゃ…


JM「っ…っ…」


暫くすると突然苦しみだしたジミン…焦りながらも声をかけながら手を握る…大丈夫、大丈夫だよ…


それから無事目を覚ましたジミン…だけど、何故か一緒に寝る羽目に…ドキドキしてヤバイ…早く、早く寝てくれ…(泣)


背中をトントンしてみるも一向に寝る気配のないジミン…こうなったら…私は寝たふりをした。


JM「ヌナ…もう1人になんてしないよ…」


え…ジミナ…それ一体どういう事…？私はそこから意識を手放した…


”ビービービービー”


私の携帯のアラームが鳴る…もうそんな時間か…


JM「ん…なに…？」


A「あ、ごめんね…起こしちゃったね…今日から朝食作ろうと思って…」


JM「そっか…じゃあ僕も起きるよ〜」


そう言って起き上がったジミンと2人で部屋を出る…にしても、ずっとくっ付いて離れない…寝ぼけてるの？それとも…


A「ジミナ…体調はどう？」


JM「大丈夫みたい…ありがとうヌナ」


A「あの…さ、私の過去…どうだった？」


JM「え…お、起きてたの…？」


A「うん…」


JM「え、えーと…」


そう言って何だか悲しそうな表情をするジミナ…実際私は幼い頃の記憶がない…ジミンはきっと私が知らない過去を知ったんだろう…


知りたい反面知らない方が幸せなんじゃないかって考えが交錯する。


A「私…


HK「ジミナ？！無事で良かったあぁぁ！！」


突然現れたホソクによって私の声はかき消された…あまりの大声に次々と起きてくる皆んな。


JM「ヌ、ヌナ…」


A「ごめん、やっぱり言わないで…」






私にはまだ…知る勇気ないや…





.

ep.21→←ep.19

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す